かんぽ生命が目指すヘルスケアの未来
2025年2月27日、かんぽNEXTパートナーズ株式会社(KNP)は、株式会社かんぽ生命保険(かんぽ生命)向けの社内イベント「THE KNP NIGHT #1」を開催しました。このイベントでは、人生100年時代におけるヘルスケアの課題に焦点を当て、かんぽ生命とスタートアップの具体的な協業の可能性について議論が行われました。
ヘルスケアの真の課題とは
オープニングセッションでは、かんぽ生命の執行役員兼デジタルサービス推進部長の中根氏が登場し、ヘルスケアに関する真の課題とその処方箋について語りました。特に、健康習慣を浸透させることの難しさが取り上げられ、かんぽ生命が今後取り組むべきいくつかの可能性についても明らかにされました。
続いて、KNPのシニア・ディレクターである塙氏は「NEXT TREND REPORT」と題し、デジタルヘルスが社会課題の解決に繋がる現状や、ヘルスケアスタートアップの最新動向について報告しました。デジタル技術が進化し続ける中、その活用法は多岐にわたります。
具体的なビジネスモデルの紹介
イベントの中盤では、KNPが投資先としているHEALTHREEの代表取締役CEOである山本氏と、issinホールディングスの程氏および寺田CFOがそれぞれのビジネスモデルを紹介しました。
山本氏は、HEALTHREEのゲーミフィケーションを活用したヘルスケアゲームについて説明。具体的な協業の可能性についても提言があり、HEALTHREEが提案するインセンティブ制度がどのようにかんぽ生命のサービスに組み込まれるかのビジョンが示されました。
また、issinホールディングスでは、モチベーションに依存しない健康管理を実現するスマートバスマットについて紹介。これにより、利用者がどのように健康を維持できるか、またかんぽ生命がどのようにこのシステムと連携可能かを検討する意義が強調されました。
パネルディスカッションでの知見の共有
イベントの最後には、寄せられた質問をもとに、かんぽ生命の専務執行役廣中氏とカスタマーリレーション部長大西氏が登壇し、山本氏、程氏とのパネルディスカッションが行われました。このセッションでは、参加者からのリアルなニーズに基づいた意見交換が行われ、今後のヘルスケアサービスの在り方について深い議論が展開されました。
未来へ向けた活動
今回のイベントを通じて、ヘルスケアの現状や将来の可能性について、実務に基づいた具体的な知見が共有され、新たな協業の展望が開かれました。かんぽNEXTパートナーズとしては、今後もかんぽ生命の未来を支えるために、ヘルスケア領域を含む様々なスタートアップとの連携を強化し、価値創造を目指して活動を続ける意向を示しています。
この取り組みは、参加企業だけでなく、ヘルスケアに関心のある全ての人々にとっても大変重要な意義を持っていると言えるでしょう。これからの展開に期待が寄せられます。