愛知県が先端技術で新たなビジネスを促進するプロジェクト『TECH MEETS』始動
愛知県と株式会社eiiconが手を組み、先端デジタル技術を駆使した新しいビジネス創出を目指すプロジェクト『TECH MEETS』が開始されました。このプロジェクトでは、全国から選ばれた6つのシーズ企業が、地域の企業や機関が抱える各種の課題に対して革新的な解決策を提案し、愛知県内の産業発展を促進します。
プロジェクトの背景
愛知県は、2026年に開催されるアジア競技大会を見据え、国内外のテクノロジー企業やスタートアップの誘致を目指しています。中部国際空港島を中心としたエリアをオープンイノベーションの場とし、専門的なデジタルサービスを展開するための実証実験を行います。この取り組みは、2030年に普及が見込まれる各種サービスの社会実装を加速させることを目的としています。
参加企業とその提案
『TECH MEETS』には、愛知国際会議展示場、イオンモール、ANA中部空港、常滑市、常滑市民病院、名鉄グランドホテルなど、9つの企業・施設が参加し、各々がテーマに基づいたニーズを提案しました。その中から選ばれたシーズ企業6社は、以下のような提案を行いました。
1.
愛知国際会議展示場株式会社
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テーマ: 大型イベント会場における来場者の人流データの取得・分析
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提案: 『人流デジタル化によって「3方よし」を実現するDXソリューション』を株式会社センサーズ・アンド・ワークスが提供。
2.
イオンモール株式会社(イオンモール常滑)
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テーマ: 顧客の買い物体験価値の向上
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提案: 『「顔ダケで、世界がつながる。」顔認証IDプラットフォームFreeiD』をDXYZ株式会社が提供。
3.
ANA中部空港株式会社
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テーマ: 航空機ハンドリング業務の省人化
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提案: 『AIカメラでの手荷物管理業務の効率化』をAItoAir株式会社が提供。
4.
常滑市
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テーマ: 個々の来訪者に最適化した観光案内
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提案: 『「AIトコタン」で、世界とつながり、愛される常滑に!』を株式会社ファーストローンチが提供。
5.
常滑市民病院
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テーマ: 医師や看護師のカルテ作成作業の効率化
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提案: 『AIを活用した診療記録自動作成システム』を株式会社Eyes, JAPANが提供。
6.
名鉄グランドホテル
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テーマ: 快適な宿泊体験のためのスマートチェックイン
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提案: 『AI会話可能なホテルフロントロボットの利活用』をiPresence株式会社が提供。
今後の展開
プロジェクトは、2024年から2025年にかけて計画/開発・実証フェーズを進める予定です。その後、2025年3月19日には名古屋市で成果発表会を開催し、プロジェクトの進行状況や成果を広く報告します。参加企業には愛知県と事務局が伴走支援を行い、プロジェクトの円滑な推進を図ります。
愛知県とeiiconのこのプロジェクトは、地域の産業革新だけでなく、全国的なビジネスモデルの形成にも寄与することが期待されています。今後の動きに注目です。
お問い合わせ
プロジェクトに関する詳細な情報は、あいちデジタルアイランドプロジェクトTECH MEETS事務局まで。
株式会社eiicon
TEL:03-6670-3273
メール:
[email protected]