シーボンのサポート体制
2016-04-04 19:05:04
高い女性比率を誇るシーボンの子育てサポートと仕事復帰の実態調査
シーボンの「子育てサポート企業」としての取り組み
化粧品メーカーの株式会社シーボンは、女性従業員の割合が93.5%に達するなど、高い女性比率を誇る企業です。シーボンは「働く女性を応援する会社」として、結婚、出産、育児、介護など、ライフステージの変化に柔軟に対応できる職場環境を整えています。その一環として、先日、産休・育休後の仕事復帰に関する意識調査を実施しました。この調査は、出産および育児の経験がある女性社員を対象とし、仕事と家庭の両立に関する実態を探ることを目的としています。
意識調査の概要
調査対象となったのは、シーボンで過去3年以内に産前産後休業や育児休業を取得した女性正社員135名です。その結果、約82.6%の社員が産休・育休後の仕事復帰に対して不安を感じたと回答しました。特に「子育てとの両立」や「職場の雰囲気になじめるか」という意見が多く見られ、復帰後の環境への適応に対する不安が浮き彫りになりました。
一方で、83%の社員が「仕事に復帰して良かった」と感じており、その理由に職場での思いやりや相談相手の存在など、職場環境のサポートがあげられています。これらの結果から、女性が多い職場は、特に子育て中の母親にとって非常に重要な存在となることがわかりました。
子供の存在がモチベーション
調査結果によると、環境改善やサポート体制が整っているシーボンでは、なんと90.6%の社員が「子供の存在が仕事へのモチベーションになる」と回答しました。その理由としては、「子供の笑顔から力をもらえる」「保育園での成長を見ると、頑張りたくなる」といったポジティブな意見が多く寄せられました。働くママたちが、子育てを通じて自分の成長を実感している様子が伺えます。
子育てとキャリアアップの両立
子育てが一段落した後の働き方について尋ねたところ、44.6%の社員が「キャリアアップに意欲がある」と回答。この結果は、育児を経てもなお、自己成長やキャリアの追求を望む女性たちが多いことを示しています。もちろん、子育ての状況によっては「時間を抑えて働きたい」という意見もあり、働き方の多様性が求められています。
シーボンの取り組みと今後の展望
シーボンでは、産休・育休制度の充実に加え、家族を職場に招待する「ファミリーデイ」などの交流イベントも実施しています。これにより、社員とその家族が直接触れ合い、理解を深める機会を設けています。また、男性社員の育児休暇取得も奨励し、家庭と仕事の両立を支援する環境を整備しています。
シーボンは、厚生労働省からも子育てサポート企業として認定されており、今後もさらに多様な働き方を支援する取り組みを進めていく方針です。少子高齢化が進む中で、企業が子育て支援に力を入れることは、社会全体にとっても重要な意味を持つと言えるでしょう。
おわりに
シーボンの事例は、子育て中の女性が活躍できる職場を作るための一つの模範です。これらの取り組みが他社にも広がり、より多くの働く女性が子育てと仕事を両立できる社会が実現することを願います。
会社情報
- 会社名
-
株式会社シーボン
- 住所
- 東京都港区六本木7-18-12
- 電話番号
-
0120-18-4074