ロシュとDHLが提携
2020-03-24 13:01:14

ロシュDCジャパンとDHL、国内医療機器物流を最適化するパートナーシップ

ロシュDCジャパンとDHLの新たなパートナーシップ



2020年3月24日、ロシュDCジャパンはDHLサプライチェーンと新しい物流業務のパートナーシップを結んだことを発表しました。これは、医療機器、特に血糖自己測定器の需要が増加する中で、製品の効率的な配送を実現するための重要なステップと言えるでしょう。

ロシュDCジャパンは、血糖自己測定機器など、医療関連の様々な製品の製造と物流業務をDHLに委託しました。これにより、東京都江東区の青海ロジスティクスセンターで、温度管理に対応した環境下での製品受け入れや、ラベリング、包装、出荷管理などが一貫して行われることになります。具体的には、DHLは製品が国内市場に適切に供給されるよう、厳格な品質管理基準を遵守して運営します。

この決定に関連し、ロシュDCジャパンの社長、ブライアン・コー氏は「日本の高齢化が進む中で、血糖自己測定機器の需要は今後さらに増加することが予想されます。したがって、私たちにとって製品を確実に届けることが重要な課題となっています」と強調しました。DHLのグローバルな知見と、必要な業務許可を日本で取得している点も、信頼性の高い医療品質を提供するうえで重要です。

一方、DHLサプライチェーンの社長であるヨンファ・ゴー氏も、医療機器の取り扱いにおける国際基準と日本国内の厳しい法規制への適応の重要性を述べました。DHLでは、質の高いサービスを提供するために、業界トップを目指しており、国内の医療市場が2024年には43億ドル以上に成長すると予測されています。この流れに応える形で、DHLは日本国内での強固なネットワークを駆使し、より良いサービスの提供を目指します。

今後、DHLは青海ロジスティクスセンターに独自のオペレーションマネジメントシステム(OMS)を導入し、継続的な業務改善に取り組む計画です。このシステムは品質管理プロセスから温度管理、最終パッケージング、配送までの全プロセスを網羅し、医療機器関連法規への適合性を確保しながら、将来の需要増加にも柔軟に対応できる体制を整えるものです。

DHLのビジョン



DHLは世界的なロジスティクス企業として、220以上の国と地域でサービスを提供しており、国内外問わず優れた物流サービスを展開しています。特に、テクノロジーやライフサイエンス、医療業界向けに特化したソリューションには定評があります。また、DHLグループは、2018年には610億ユーロを超える売上を達成し、成長を続ける企業グループです。

この新たなパートナーシップにより、ロシュDCジャパンとDHLは、医療機器市場での競争力を高め、患者のニーズに応えるためにさらに強力な体制を築いていきます。日本の医療環境の変化に柔軟に対応しながら、一貫して高品質なサービスを提供することが期待されます。

会社情報

会社名
DHLサプライチェーン株式会社
住所
東京都品川区北品川4-7-35御殿山トラストタワー 8階
電話番号

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