ソニーが開設したイマーシブサウンドスタジオの詳細
ソニーは、没入感あふれる体験を追求するために新たにイマーシブサウンドスタジオを設立しました。このスタジオでは、ソニー特有の波面合成技術であるSonic Surf VRや、Dolby Atmos®、DTS:X®、360°VR技術などを用い、多様な3D音響制作に取り組んでいます。これにより、映像コンテンツや体験型コンテンツ、OTT映像配信サービス、ゲームの音響制作まで、様々な分野でのユーザー体験を進化させることが期待されています。
新設されたスタジオは、特に360 Reality Audio技術への対応が予定されており、これにより音楽体験の立体感がさらに強化されます。高度な音響技術を駆使することで、まるでその場にいるかのようなリアリティを提供できる空間が実現するのです。
Dolby技術との融合
また、ソニーPCLは、ドルビーラボラトリーズが提供するHDR技術Dolby Vision®と、立体音響技術Dolby Atmos®を使用したコンテンツ制作ができる唯一のスタジオとしても注目されています。この革新的な技術を利用することで、Ultra HD Blu-ray™のオーサリングや、配信用のマスタリングが実現します。
ソニーはこれまでも最尖端の映像・音響技術に挑戦してきました。今後は、さらに進化した16K映像、AR(拡張現実)/VR(仮想現実)/MR(複合現実)技術などとの融合が計画されています。これにより、リアルタイムレンダリングエンジンやセンシング技術を活用し、クリエイティビティとテクノロジーの力で、ユーザーに感動をもたらす新しいソリューションを提供していく方針です。
機材リスト
イマーシブサウンドスタジオでは、以下のような最先端の機材が導入されています:
- - Control Surface: Avid Technology, Inc. Airtist Mix(8ch Fader) など
- - DAW: Avid Technology, Inc. Pro Tools HDX with Ultimate (Ver.2019.6)+MTRX I/O
- - スピーカー: JBL LSR-32などの高品質スピーカーが設置
- - プロセッサー: YAMAHA MMP-1 など
これらの機材により、音響の精度や立体感を最大限に引き出し、よりリアルな音楽・映像体験を提供することが可能となっています。
まとめ
この新たなイマーシブサウンドスタジオの開設によって、ソニーPCLはさらに多様なユーザー体験を深化させるでしょう。高度な音響技術と映像技術の融合が生み出す感動的な未来に、期待が高まるばかりです。今後の技術の進展やプロジェクトの成果に注目が集まります。
お問い合わせ先
本件に関するお問い合せは、ソニーPCL株式会社のクリエイティブ部門ビジネスプロモーション部までご連絡ください。
- - 電話: 03-3492-9740
- - 所在地: 〒141-0031 東京都品川区西五反田3-6-2
また、報道関係の方は広報担当までご連絡をお願いいたします。