ジャンナッツ・パリ、世界一高価な紅茶の落札で真の価値を証明

ジャンナッツ・パリがギネス世界記録を樹立

2025年9月26日、大阪で開催されたティーオークションにて、フランス紅茶ブランド「ジャンナッツ・パリ」が世界最高額の紅茶を落札し、ギネス世界記録™に認定されました。落札金額は驚愕の125万円／10kg。

この記録により、ジャンナッツ・パリは最高峰の紅茶を提供するブランドとしての地位を確立しました。このオークションは、スリランカ紅茶局との共同で行われ、特にスリランカ産の貴重な高級紅茶が注目を集めました。入札者は世界中から集まり、スリランカの茶園で手作りされた高品質な紅茶の魅力を引き出しました。

ジャンナッツ・パリは、伝統技術と先進的なマイクロバイオーム技術を組み合わせ、独自のブレンドを生み出してきました。サステナビリティ担当副社長のシャルロット・デュボワ氏は、「この成果は、私たちの紅茶への情熱が認められた証だ」と述べています。これにより、ジャンナッツ・パリは紅茶という飲み物の新たな価値を示しました。

茶園でのコミュニティ支援

また、ジャンナッツ・パリは、ファム・デュ・モンド財団を通じて女性の教育や起業支援にも力を入れています。このオークションは、スリランカの茶園コミュニティを支援する一環として開催され、オークションの収益は茶園で働く女性たちの生活の安定や伝統技術の保存に活かされます。

オークショニストのアニル・クック氏は、「この記録はスリランカの紅茶産業にとって大きな成果であり、紅茶の文化的・社会的価値を再認識する機会となった」とコメントし、ジャンナッツ・パリの取り組みに感謝の意を示しました。

「幸せを届ける紅茶」の信念

今回のオークションは、単に高額な紅茶が落札されるだけではなく、ブランドの「幸せを届ける」という信念を強く印象づける出来事でもありました。ジャンナッツ・パリは幸運をもたらす猫のロゴで知られ、その独自性を一層際立たせる結果となりました。

ジャンナッツ・パリの歴史と影響力

ジャンナッツ・パリは、1872年に創業された歴史ある紅茶ブランドで、創業者はエッフェル塔の設計者ギュスターヴ・エッフェルとも交流がありました。これにより、世界初のオーク樽熟成法による「オークティー」が誕生しました。このような伝統を受け継ぎながら、現在もラグジュアリーホテルとの提携を展開し、紅茶を通じて女性の社会活動をサポートするファム・デュ・モンド財団の活動も続けています。