大正大学が主催する「巣鴨笑店街カフェ」開催のお知らせ
大正大学(学長:神達知純、東京都豊島区)が主導するイベント「巣鴨笑店街カフェ」が、2024年9月13日(金)から9月16日(月・祝)にかけて、巣鴨地蔵通り商店街内の「ガモール志學亭」にて開催されます。このイベントは、地域の高齢者が「敬老の日」を一緒に楽しく過ごすための取り組みです。
背景
人生120年時代へ突入し、単に生きること以上に、心身ともに生き生きとした生活を送ることが重要視されています。しかし、巣鴨に住む高齢者に対する街頭調査では、71%の人々が「敬老の日は楽しみではない」との声をあげました。この調査から、孤独やネガティブな感情が広がっていることが浮き彫りになりました。この状況を背景に、大正大学の社会福祉学科は、高齢者の心のケアを重視したイベントを計画しました。
イベント内容
「巣鴨笑店街カフェ」では、笑いを通じて老いを楽しむプログラムが用意されています。開催期間中に、さまざまなアクティビティが行われ、以下の3つがメインコンテンツとなります。
1. タイムスリップ写真体験
参加者は、AI技術を駆使したカメラアプリを利用して、若かりし頃の自分を体験する「タイムスリップ写真」を撮影できます。学生たちとの楽しい時間を通じて、笑顔あふれるひと時を提供します。
2. 落語イベント
地元で活動している落語家、立川志らら氏と志の輔一門の立川志の彦氏が参加し、「老いを笑い合う」ことをテーマにした落語を披露します。毎日午後2時から行われ、先着順での入場となりますので、早めに来場することをお勧めします。
3. シルバージョークポスター
ユーモアを交えた「シルバージョークポスター」が商店街や大学内に掲出され、高齢者が抱えるネガティブな思いを笑いに変えます。ポスターは全8種類で、高齢者の実際の声を反映した内容になっています。
教育的意義
このイベントは、参加する学生たちにも成長の機会を提供します。社会福祉学科の教授によると、学生たちは高齢者との交流を通じて学びを深め、人間的な成長を遂げています。また、参加する高齢者も笑顔になり、楽しいひと時を過ごせることで相互にスピリチュアルな影響を与え合っています。
コメント
大正大学の社会福祉学科の宮崎牧子教授は、「このイベントを通じて人と人との交流が奨励され、笑うことが高齢者にとってどれほど重要かを再認識してほしい」と述べています。一方で、TQコネクト株式会社副社長の江部宗一郎氏も、「交流と会話を重視したコンテンツを通じて、皆様に楽しい体験を提供したい」とのことです。
まとめ
「巣鴨笑店街カフェ」は、笑いを通じて高齢者と若者が交流することで、老いや孤立に対する新しい視点を持てるイベントです。この機会に参加し、ぜひ心温まるひと時を経験してみてください。入場無料で、一品以上のオーダーをお願いしていますので、気軽にお越しください。
公式情報
イベント詳細や申し込みは公式サイトをご覧ください。