阪急阪神不動産、バリに初の不動産事業参入
2025年1月8日、阪急阪神不動産株式会社は、インドネシアのバリに位置する商業・ホテル複合施設「ビーチウォークコンプレックス」の一部を取得しました。これは、同社がバリで不動産事業に参入する初の試みであり、大きな一歩を踏み出したことが評価されています。
「ビーチウォークコンプレックス」は、バリの人気観光地であるクタに位置し、ングラ・ライ国際空港から車で約15分の場所にあります。近くには世界的に名の知られたクタビーチがあり、夕陽やマリンスポーツの名所として多くの観光客に愛されています。
本施設の中心には「ビーチウォークショッピングセンター」があり、約180店舗の多種多様なファッションや飲食店が揃っています。ここでは、国際的なブランドから地元の人気店まで、さまざまな買い物が楽しめます。観光客だけでなく、地元の人々にも利用されています。
また、本施設には4つの異なるホテルが完備されており、宿泊のニーズにも応えています。これらのホテルは、マリオット・インターナショナルが運営する「シェラトン・バリ・クタ・リゾート」(203室)や「アロフト・バリ・クタ」(175室)、アスコットグループが運営する「イエロホテル・クタビーチウォーク」(147室)、さらには長期滞在者向けの「ビーチウォークレジデンス」(20室)があります。これにより、様々な宿泊スタイルに幅広く対応することが可能です。
運営および管理の共同参画
阪急阪神不動産は、施設の運営・管理にも関与することを決定しました。インドネシアの不動産開発会社PT Indonesian Paradise Property Tbk(INPP)との共同事業を行うことで、地域市場における強固な基盤を構築しようとしています。このINPPは、過去に阪急阪神不動産が出資したプロジェクトにも関わる経験豊富なパートナーです。
インドネシアは、豊かな人口を背景にした消費市場の成長が見込まれています。特に、バリは観光業の中心地であり、ASEAN諸国やオーストラリアからの来訪者が年々増加しています。これにより、バリの観光地としての魅力が高まっており、今後の訪問者数の増加が予測されています。阪急阪神不動産は、こうしたトレンドを踏まえ、不動産事業のノウハウを活かして施設の価値向上を目指します。
これからの展望
阪急阪神不動産がバリの不動産市場に参入したことで、今後の展開に期待が寄せられています。この事業によってASEAN地域における賃貸事業の基盤を強化し、さらなる成長を図ることが目指されています。新たな市場への挑戦は、同社のビジネス拡大に寄与することでしょう。観光客や地元民が集まるこの商業施設が、どのように成長していくのかが注目されます。
参考情報
1. 阪急阪神不動産株式会社
公式サイト
2. プレスリリースの詳細
こちら
まとめ
バリのビーチウォークコンプレックスは、観光地としてのバリの魅力を引き立てる場所であり、阪急阪神不動産の参入は新たな成長のチャンスをもたらすことでしょう。これからの展開に注目が集まります。