新打楽器「JSCガンザ」
2025-06-24 16:22:51

仙台の美しいケヤキとプラスチック資源が生む新しい音色

仙台の新しい打楽器「JSCガンザ」の誕生



宮城県仙台市で、廃棄される定禅寺通のケヤキの剪定枝と家庭から収集したプラスチック資源を生かした新たな打楽器「JSCガンザ」が開発されました。この革新的な取り組みは、地域の資源循環と環境意識の向上を促す重要なステップとなっています。

打楽器「JSCガンザ」とは


「JSCガンザ」は、ブラジル音楽によく使われるシェイカーとして知られるもので、持ち運びが容易で様々な音楽シーンで活躍します。今回の製品では、定禅寺通の美しいケヤキの枝や、仙台市内の家庭から集められたプラスチック資源が使用されており、地域の持続可能な利用を強く意識した設計がなされています。

このプロジェクトは、アサヒユウアス株式会社が一般社団法人定禅寺通エリアマネジメント(JSAM)や公益社団法人定禅寺ストリートジャズフェスティバル協会(JSF協会)と連携して推進しています。特に、6月27日から行われるクラウドファンディングの返礼品としても展開されており、皆が参加できる形で地域に根ざしたプロジェクトとなっています。

プラスチック資源の活用とアップサイクル


プラスチック資源として使用されるのは主にポリプロピレンとポリエチレンで、これらは家庭から集められ、様々な形状に成形されます。それぞれの素材は確定した配合比率がないこともあり、混合物があるため、製造プロセスでは工夫が求められました。以前は業務用製品などに利用されていたこれらの素材が、今回のような市民に親しまれる製品にアップサイクルされることは、地域の資源循環の重要性を示しています。

仙台市の地域づくりへの貢献


ここで注目したいのは、仙台市では「定禅寺通エリアまちづくりビジョン2030」を策定し、官民連携による地域づくりに取り組んでいる点です。そのビジョンの中で、ケヤキ並木を通じたサステナブルなまちづくりを目指しており、「Jozenji Street Circularプロジェクト」がその一環として位置づけられています。

アサヒユウアスは、これらのビジョンを具現化するために特製のオリジナルグッズを製作し、定禅寺通の魅力を引き出す活動を行っています。まさに地域に根ざした企業として、環境と文化の両面での貢献が期待されています。

アサヒユウアスとサステイナビリティ


アサヒユウアス株式会社は、2022年に設立され、サステイナビリティに配慮した事業を推進しています。リユース商品「森のタンブラー」や「森のマイボトル」だけでなく、コーヒーの副産物を活用した「Coffeeloopプロジェクト」など、多様な活動を展開しており、地域の企業や団体と連携しながら、持続可能な社会を実現するための努力を続けています。

今後も、新たな打楽器「JSCガンザ」を通じて、地域資源の活用や環境問題を意識した取り組みが広がり、次世代へとつながる循環型社会の実現が期待されています。仙台市民や訪れる人々が、この素晴らしいプロジェクトに関心を持ち、参加することで、より多くの人々が環境に優しいライフスタイルを取り入れてくれることを願っています。

まとめ


「JSCガンザ」の開発は、ただの打楽器の誕生だけでなく、地域の資源を生かす取り組みとして、持続可能な社会づくりの例としても非常に意義深いものです。エコロジーなまちづくりに向けた一歩として、皆さんもぜひこの活動に注目してみてください。


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会社情報

会社名
アサヒグループホールディングス株式会社
住所
東京都墨田区吾妻橋1-23-1
電話番号

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