スコットランド使節団の成果
2025-09-30 13:15:03

スコットランド洋上風力通商使節団の日本での成果と今後の展望

スコットランド洋上風力通商使節団、日本での重要な成果を収める



スコットランド政府、駐日英国大使館、スコットランド国際開発庁(SDI)による「スコットランド洋上風力通商使節団」が9月16日から19日にかけて日本で実施された公式交流を無事に終え、その成果が注目されています。使節団は東京と大阪の関西万博でのイベントに参加し、日本企業との面談を通じて、新しいパートナーシップや投資案件の可能性を広げることに成功しました。

特に重要な成果として、スコットランドのエネルギー移行を支える新たな海外直接投資(FDI)や雇用創出が発表され、スコットランドと日本の連携が具現化しました。こうした取り組みにより、スコットランドの浮体式洋上風力に関連するサプライチェーンや港湾インフラの開発が促進される見込みです。

スコットランド政府の気候対策・エネルギー担当大臣ジリアン・マーティンは、「日本と同様に、スコットランドもクリーンエネルギーの未来に尽力しています。私たちは世界初の浮体式洋上風力発電所を稼働させており、民間投資を引き込み、さらなるサプライチェーンの強化を目指しています。」と語りました。さらに、日本企業によるスコットランドでの成功した投資についても触れ「住友電工や丸紅、東京電力のような企業の支援で、スコットランドの洋上風力産業が飛躍的に進展しています」と述べました。

交流の結果とイベント内容



訪問中、東京および大阪の関西万博で開催された「スコットランド洋上風力発電ショーケース」では、浮体式洋上風力の最新技術や環境影響評価に関する情報が紹介されました。また、大阪・関西万博では、再生可能エネルギーに関する取材も継続的に行われ、テレビ朝日の山口豊アナウンサーも参加。日本の視聴者に向け、スコットランドの先進的なエネルギー事例を伝える機会となりました。

特別講演では、スコットランドの洋上風力ロードマップや競争力のあるサプライチェーン形成のための戦略が公表され、多くの日本企業と具体的な協議を行う機会も設けられました。これにより、共同研究や技術協力、長期的なパートナーシップの基盤が築かれることとなりました。

さらに、日立エナジーがスコットランドのグラスゴーに「英国エンジニアリング・センター・オブ・エクセレンス」を設立することも発表されました。この新センターは約90人の雇用を生み出し、電力網の強化やエネルギー転換を促進する重要な拠点になります。

日立との重要な会談



9月19日には、スコットランドのジリアン・マーティン大臣が日立製作所を訪問し、会談を行いました。ここで、電力網の強化が洋上風力の拡大や再生可能エネルギーの機会を最大限に活かす鍵であることを強調し、この投資の決定がスコットランドへのビジネス環境についての明確なメッセージであると述べました。

この交流を通じて、日本企業との新たな投資や技術連携が具体的に進展し、スコットランドが洋上風力を核としたエネルギー転換のリーダーとしての地位を強化する契機となりました。今後もスコットランドと日本の産業界の長期的なつながりを育てながら、協力関係を深化させていくことが期待されます。

スコットランド政府や駐日英国大使館、SDIは2025年の日本国際博覧会期間中に「Scotland Day」を全3回開催する計画を立てており、スコットランドの革新を紹介し、日本とのパートナーシップをさらに強化するためのイベントを行います。これにより多様な交流の機会が創出されることで、さらなる協業の可能性が広がります。


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会社情報

会社名
スコットランド国際開発庁
住所
東京都千代田区一番町1No 1
電話番号
03-4540-5092

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