中堅企業の海外進出を支援する新たなプラットフォーム「BIG ADVANCE GLOBAL」

中堅企業の海外進出を後押しする「BIG ADVANCE GLOBAL」

株式会社ココペリと株式会社みずほ銀行が、2025年6月より展開する新たな海外ビジネスマッチングプラットフォーム「BIG ADVANCE GLOBAL」の導入に向けて覚書を交わしました。このサービスは、中堅・中小企業の国際展開を支援するために開発されたもので、特に海外市場への関心が高まる中、企業の成長戦略に重要な役割を果たすことを目指しています。

国内の市場環境を反映した取り組み

近年、日本では人口減少や国内市場の縮小が進んでいます。これに伴い、多くの中堅・中小企業が海外市場への進出に関心を示しており、新たな販路を開拓するための行動を起こしています。しかし、海外展開には様々な障壁が存在し、特に言語の違いや商習慣、現地パートナーの輸入などが大きなハードルとなっています。これらの課題を解決するために、ココペリは海外ビジネスマッチングに特化した「BIG ADVANCE GLOBAL」を開発しました。

新しいビジネスマッチングの形

「BIG ADVANCE GLOBAL」は、日本の企業と世界中の企業との出会いを促進するために設計されたプラットフォームです。このサービスは、単なる商談の仲介にとどまらず、中堅・中小企業同士のイノベーションを生み出し、両国の企業が持続的な成長を遂げるための基盤を築くことを目的としています。

その特長としては、まず、最近の「Big Advance」と同じように金融機関との取引を介して、海外企業との接続が可能です。さらに、独自の翻訳システムを搭載しているため、言語の壁を越えたスムーズなコミュニケーションが実現されます。これにより、商談が円滑に進むように専門のコーディネーターがサポートします。加えて、海外法務や貿易実務などの専門知識を提供する支援サービスが充実しています。

今後展開されるサービス

ココペリとみずほ銀行は、2025年6月の日本でのサービス開始以降、タイを皮切りにASEAN地域へとサービスの拡大を計画しています。AIテクノロジーを活用したマッチングの自動レコメンド機能など、より効率的なビジネスマッチングサービスを提供することで企業の国際展開を後押しします。両社は、企業が国際的な舞台で成功を収めるための新たな支援体制を整えることに力を注いでいます。

ココペリとみずほ銀行の思い

ココペリのCEO、近藤繁は「今回の取り組みは、日本の中堅・中小企業が国境を越えて挑戦するためのインフラを築く第一歩です」と述べています。一方、みずほ銀行のビジネスソリューション部門の部長である太田浩文氏も、「このサービスは、我々がこれまでアプローチできなかった海外の中堅・中小企業にも広がる可能性があり、非常に期待しています」とコメントしています。

この新たなビジネスマッチングプラットフォーム「BIG ADVANCE GLOBAL」は、将来的に日本企業が国際的な舞台で活躍するための大きな一手となるでしょう。中堅・中小企業が持つポテンシャルを最大限に引き出すための支援サービスとして、今後の展開が大いに期待されます。