ヨコハマダンスコレクション30周年記念の祭典
横浜市が誇るコンテンポラリーダンスのフェスティバル、「ヨコハマダンスコレクション」が2024年に30周年を迎えます。1996年に始まったこのイベントは、世界中の振付家やダンサーを支援し、数多くのアーティストを育ててきました。今回はその集大成として、さまざまなプログラムが準備されており、私たちの前に新たな才能が現れることが期待されています。
公募型コンペティションの概要
今年度も公募型コンペティションが実施され、参加者の中からファイナリストが決定しました。2024年5月8日から6月25日までの間に応募が行われ、合計で13の国・地域から153組が参加。この中には、昨年同様にアジア圏を中心とした海外の応募が多く、国際的な舞台でのダンス表現が広がりを見せています。
映像や書類の審査を経て選ばれた18組が、2024年11月28日から12月1日にかけて横浜で上演審査を行います。この中の8組は、国内外問わず公演実績がある振付家の作品です。
ファイナリストの顔ぶれ
コンペティションIのファイナリストとして選ばれた8組は、以下の通りです:
- - asamicro(日本)『Wake up』
- - 小林萌(日本)『ens』
- - 高橋綾子〈Ayalis In Motion〉(日本)『Political Spaghetti』
- - 武田摩耶(日本)『LINES』
- - Huang Yanlin, Sun Mengyao(中国)『Flashbulb Memory』
- - Kim Na Eui, Jo Hyun Do(韓国)『Nonfiction』
- - Po-Hsiang Chuang〈D_Antidote Production.〉(台湾)『Remainder』
- - Zhang Yutong(中国)『Miss Puff』
一方、コンペティションIIのファイナリストも発表され、新人振付家部門に選ばれた10名は熱い注目を集めています。特に、25歳以下の新鋭振付家による斬新な作品が期待されており、次代の才能を発掘する貴重な機会となります。
賞と審査体制
コンペティションIのファイナリストには、さまざまな賞が用意されています。審査員賞では、翌年以降の「ヨコハマダンスコレクション」での上演と、創作活動を支援する賞金40万円が贈られます。また、若手振付家のための特別なプログラムや、フランスでのレジデンスプログラムなども設けられています。
開催概要
「ヨコハマダンスコレクション2024」は、2024年11月28日から12月15日まで、横浜赤レンガ倉庫1号館やKAAT神奈川芸術劇場などで開催されます。多彩なプログラムは、創造性豊かな才能の競演を楽しむ絶好の機会です。
最後に、詳細は公式ウェブサイトやSNSでも随時更新されるので、興味がある方はぜひチェックしてみてください。ダンスの感動を共に体験しましょう!