KIJIMA TAKAYUKIによる特別展が銀座・和光で開催
銀座の和光本店がこのたび、特徴的なヘッドウエアブランド「KIJIMA TAKAYUKI」との共同企画「KIJIMA TAKAYUKI installation for WAKO」を開催します。この展示は、ブランドの中でも特に注目される「answer It」プロジェクトに焦点をあて、帽子作りの未来とその可能性を問うものです。
「スタイリングで生きるデザイン」をコンセプトに掲げるKIJIMA TAKAYUKIは、2021年秋から始まったこのプロジェクトで、過去の素材や生産背景に敬意を表し、新しい価値を創出することを目指しています。特に、パンデミックや地域紛争などによる社会的変化に伴い、価格高騰や材料調達の難易度が上がる中で、ヴィンテージの素材を用いたアップサイクルが重要な役割を果たすことが期待されています。
展示の内容
展示されるコレクションの中心には「HIGH LINE」という新しいラインも含まれています。このラインでは、デザイナーが持つ「不変の価値」を伝統的なクチュール技術と現代的なデザインの融合を通じて未来へとつなげる作品が紹介されます。
各作品はデザイナー自身及びそのチームが直接手を加えて創り出されるため、まさにマニュファクチュールの精神を体現しています。訪れた方々は、KIJIMA TAKAYUKIならではの世界観を体感することができます。
デモンストレーションの開催
さらに、会期中にはデザイナー木島隆幸氏が実施するデモンストレーションも予定されています。このイベントでは、実際に帽子製作の工程を披露し、お客様と共に創造の喜びを分かち合うワークショップ形式が取られています。開催日は12月8日の日曜日で、1回目は14:00から、2回目は16:00からの2回にわたり行われます。参加は事前申し込みが必要ですので、興味のある方は早めの相談をお勧めします。
KIJIMA TAKAYUKIとは
KIJIMA TAKAYUKIは、帽子デザインの先駆者として知られています。1990年から1994年まで、故平田暁夫氏のもとで学び、イッセイミヤケやヨウジヤマモト、コムデギャルソンなどの帽子も手掛けました。1995年に自らのアトリエを設立し、1999年には直営店をオープン。熟練した職人たちが、一つ一つを丁寧に手作りすることで、柔らかく心地よい着用感を持つ帽子を生み出しています。
和光アーツアンドカルチャー
和光は、長い歴史を持つブランドであり、「時の舞台」をテーマに美術展を定期的に開催しています。和光の文化的な活動を通して、日本の工芸家やアーティストの作品を広く紹介し、人々との交流を深めてきました。新たに生まれ変わった本店地階は、単なるショッピングスペースではなく、日本の美意識を探求し、伝える場所でもあります。
興味がある方は、ぜひこの機会に銀座・和光本店を訪れ、KIJIMA TAKAYUKIの魅力を体感してみてください。