株式会社TOWINGは、豊橋市に新たに宙炭(そらたん)を量産するためのプラントを設立しました。この取り組みは、東邦ガスグループとの連携によって実現し、地域の持続可能な農業を目指しています。
プラントの設立背景
近年、農業関連の環境問題が深刻化する中、持続可能な食料システムの必要性が高まっています。こうした状況下で、TOWINGは2024年2月に豊橋市と提携し、「未来の農をつくる」というビジョンのもと、新しいプラントを設立する運びとなりました。このプラントで生産される宙炭は、未利用バイオマスを高品質な土壌改良資材へと転換し、農業の環境負荷を低減する効果が期待されています。
TOWINGは、これまで刈谷農園で試験的に宙炭を生産しており、今回はその量産体制を確立するための重要なステップとなります。また、プラントの開発には東邦ガスグループの支援があり、プラントエンジニアリングに関する専門知識やノウハウが提供されました。さらに、 東邦ガス社は、このプラントから生まれたJ-クレジットを購入することにより、地域のサステナブルな取り組みをサポートしています。
プラントの概要
新しく設立された豊橋プラントは、愛知県豊橋市神野新田町中島75−2に位置しています。この施設は、宙炭生産のための高度な設備を備えており、地方の未利用資源を最大限に活用することを目指しています。これにより、地域で生産される農産物の品質向上や持続可能な農業の実現に寄与することが見込まれています。
TOWINGのビジョンと活動
TOWINGは、2020年2月に名古屋大学から発足したインパクトスタートアップであり、「持続可能な超循環型農業を地球・宇宙双方で実現する」というミッションを掲げています。同社は、農地に施用することで作物の品質向上や収穫量の増加、温室効果ガスの排出削減に寄与する高機能バイオ炭「宙炭」を開発しています。農林水産省からの認定も受けており、多くの受賞歴を持つ信頼性の高い企業です。
豊橋市との提携を通じて、TOWINGは地域農業の持続可能性を高め、全国的なモデルケースとなることを目指しています。今後も持続可能性に配慮した取り組みを進め、地域社会や環境に貢献していくことを誓います。
公式ウェブサイトでは、TOWINGの最新情報やバイオ炭、カーボンインセンティブに関する詳細が提供されています。ご興味のある方は、ぜひ訪問してみてください。お問い合わせは、株式会社TOWINGの人事広報部までご連絡ください。