SailPointが新機能を追加し、データアクセスセキュリティを強化

SailPointがセキュリティ機能を強化



企業向けのアイデンティティセキュリティのリーダーであるSailPoint Technologies, Inc.は、日本法人SailPointテクノロジーズジャパンを通じて、新たに「SailPoint Data Access Security」と「非正規社員リスク管理」の機能を発表しました。このアップデートにより、企業は様々なアイデンティティや重要なデータへのアクセス管理がより容易になります。

Data Access Securityとは



「SailPoint Data Access Security」は、クラウドネイティブのソリューションとして設計されており、企業は非構造化データ(例:PDF、テキストファイル)へのアクセス権限についての可視性を持ち、データへのアクセス管理が向上します。この機能は、特に統合されたデータアクセス権限審査、アクティビティモニタリング、機密データの分類において、企業のセキュリティ体制を強化します。

アップデートのポイント


  • - アクセス権限の審査・承認: 企業が機密データや規制対象データへのアクセス権限を正確に審査し、必要以上に与えられた権限を識別することが可能になります。
  • - アクティビティモニタリング: データ上でのユーザーの操作をリアルタイムで分析し、変則的な行動を追跡することで、セキュリティチームの有用性が高まります。
  • - データ分類の自動化: 規制対象のデータや機密情報を自動で分類し、企業のデータ保護が大幅に強化されます。これにより、個人情報やクレジットカード情報、医療記録などの情報が適切に管理されるようになります。

非正規社員リスク管理の強化



さらに、非正規社員リスク管理の機能は特に重要な役割を果たします。V(TTV)を短縮し、非正規社員のアイデンティティとアクセス権限をより適切に管理するソリューションが提供されます。

主な機能


  • - クイックスタートテンプレート: 事前設定されたテンプレートにより、オンボーディングやオフボーディングプロセスが効率化され、非正規社員のアイデンティティ管理が迅速に行えるようになります。
  • - グローバルサポートの強化: 新たに追加された言語サポートが、非正規社員のアイデンティティ管理を国際的に展開することを可能にしました。

SailPoint Identity Security Cloudの新機能



最新のSailPoint Identity Security Cloudでは、非アクティブなアイデンティティの管理機能が更新され、企業はより精度高くアイデンティティの状態を把握し、不適切なアクセスを制御できるようになります。

また、ユーザーインターフェースが改善され、ユーザーが一つの画面でアイデンティティをより容易に管理できるようになりました。

ユーザー企業からの期待



アブサ銀行のエンタープライズアーキテクト、エヴァン・フレイザー氏は、「SailPointの非正規社員リスク管理ソリューションで、様々なアイデンティティを一元管理できるようになり、オンボーディングが効率化されると同時にセキュリティも強化された」と述べています。一方、SailPointのエグゼクティブバイスプレジデント、グレディ・サマーズ氏は、「企業が求めるアイデンティティ保護のために、最新のアップデートが役立つ」と強調しました。

これらの新機能は2024年6月より、契約中のお客様に提供されます。詳細はSailPointの公式サイトで確認できます。

会社情報

会社名
SailPoint テクノロジーズジャパン 合同会社
住所
東京都港区赤坂2丁目23番1号アークヒルズフロントタワーRoP806号
電話番号

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