個室ブース「NOHEYA」で快適なWeb会議環境を提案する日軽パネルシステム

日軽パネルシステムが提案する「NOHEYA」

日軽パネルシステムは、Web会議を快適に行うための個室ブース「NOHEYA」を発表しました。「NOHEYA」は、特に工場や研究施設において利用されることを念頭に置いて設計されており、リモートワークの普及に伴う新たなニーズに応えるものです。最近、オフィスでの個室ブースの需要は高まっており、企業はその設置を進めていますが、工場や研究施設ではまだその浸透が限られているのが現状です。

個室ブースの必要性

リモートワークが一般化する中で、Web会議は仕事の一部として浸透しています。しかし、広い会議室ばかりが存在する工場や研究施設では、個室ブースが少なく、Web会議を円滑に行うための小さなスペースが不足していることが問題です。その結果、利用者は「Web会議難民」となり、集中できる環境を求め続けています。そこで、日軽パネルシステムは、「NOHEYA」を活用し、こうしたニーズを解決することを目指しています。

展示会での紹介

「NOHEYA」は「第25回インターフェックスジャパン」に出展され、来場者にその特長が紹介されます。この展示会は日本最大の専門技術展であり、工場や研究施設におけるモノづくりがテーマですが、日軽パネルシステムはその中で特に労働環境の重要性にもスポットを当てた提案を行います。

NOHEYAの特長

「NOHEYA」の強みについて、三つのポイントに分けて紹介します。

1. 断熱性能

「NOHEYA」は、「ジェネスタ不燃」と呼ばれる断熱パネルを使用しています。これは不燃認定を受けており、さらに環境に優しい特徴を持つパネルです。ノンフロンの発泡剤を用いることで、オゾン層への影響が無く、温暖化対策にも寄与します。

2. 高断熱性と空調効果

このブースは、従来の発泡スチロールの約2倍の断熱性能を有し、熱損失が少ないため、快適な空調管理が可能です。エネルギー効率の良い空間を実現し、静かで自然な環境を作り出します。展示会では、理研軽金属工業㈱のアルミ製輻射熱パネルが搭載され、参考出品として展示されます。

3. 防音性能

「NOHEYA」は音にも配慮しており、防音性能が高い空間を提供します。壁には吸音材を配置できるように工夫されており、快適な作業環境を実現します。音の反射を考慮し、特定の位置に吸音材を配置することで、より効果的な防音効果が得られます。

未来への展望

日軽パネルシステムは、「NOHEYA」開発にあたり、4年以上にわたる研究を積んできました。将来的には、SDGsに関連したサステイナブルな建材を用いた新たな空間の提供を実現し、「NOHEYA」が様々な役割を果たせるように展開していく予定です。Web会議室としての利用だけでなく、過酷な環境での利活用や、デジタル機器の保護環境、さらには作業者の癒し空間としての可能性も模索していきます。