SailPointが特権管理業務を自動化する新機能を発表
SailPointが新しい特権管理自動化機能を発表
企業向けアイデンティティセキュリティのリーダー、SailPoint Technologies, Inc.(以下「SailPoint」)の日本法人、SailPointテクノロジーズジャパンが、SailPoint Atlasプラットフォームを基盤にした新機能「SailPoint 特権管理タスク オートメーション」の提供を開始しました。この機能は、特権管理タスクを自動化・委任できるもので、組織の生産性向上とセキュリティ強化を目指します。
特権管理の課題と新機能の背景
多くの企業では、特権管理タスクが手動で行われ、日常業務の中での反復作業が多いのが実情です。この手動管理には、セキュリティリスクを孕んだスクリプトや、サイロ化された非効率なツールに依存しやすくなっています。これにより、企業のセキュリティに深刻な脆弱性が生じる可能性があります。SailPointの新機能は、こうした課題を解決するために設計されています。
機能の概要
SailPoint 特権管理タスク オートメーションは、使いやすいドラッグ&ドロップ式ワークフロー設定インターフェースや、カスタマイズ可能なテンプレートライブラリを提供します。これにより、IT運用の精度と効率を大幅に向上させることが可能になります。また、特権アクセス管理(PAM)テクノロジーを補完する機能を導入しており、特定のタスクを実行する際にはPAM Vaultのクレデンシャルを活用できます。
Dimensional Research社の調査によれば、特権アクセスのクレデンシャルが自動化ツールに埋め込まれ、誰でも閲覧可能な状態にあることが58%の回答者によって示されました。このような状況は、企業にとって非常に危険です。実際、Identity Defined Security Allianceのレポートによれば、昨年はアイデンティティ関連のインシデントにおいてクレデンシャルの盗難が多くの要因の一つとして浮上しています。
目的と意義
この新機能は、組織が必要なアクセスの種類に基づいて特権管理タスクを自動的に管理し、アイデンティティを保護する包括的なアプローチを提供します。これにより、特権管理タスクの自動化が実現され、セキュリティリスクを軽減しながら生産性を高めることが可能です。
SailPointの社長マット・ミルズは、「特権管理タスクの自動化は、当社のプラットフォームの強みを活かし、迅速にお客様に価値を提供するものです。すべてのアイデンティティが様々なタスクで特権アクセスを必要とする可能性があり、次世代のアイデンティティセキュリティはそれに応える形で進化しています」と述べています。
導入のメリット
この機能は、特権アイデンティティを含むすべてのアイデンティティに対して、組織が直面する課題を解決するための強力なツールとなることを目指しています。ITやセキュリティの人材不足が続く中、特権ユーザーの負担軽減も大きなテーマです。SailPointは、反復的な作業から解放された環境を提供し、より付加価値の高い業務に集中できるようにサポートしています。
Identity Security Cloud BusinessおよびBusiness Plusプランの契約者は、特権管理タスクの自動化機能をすぐに利用可能です。今後、SailPointがどのようにアイデンティティセキュリティを進化させていくのか、目が離せません。
SailPointのビジョン
SailPointは、企業がアプリケーションやデータを安全に活用できる環境を整え、アイデンティティの管理を円滑に行えるよう支援しています。これからも、アイデンティティセキュリティのカテゴリーリーダーとして進化を続けることで、ダイナミックなサイバー脅威から企業を守り、生産性向上に寄与していきます。
会社情報
- 会社名
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SailPoint テクノロジーズジャパン 合同会社
- 住所
- 東京都港区赤坂2丁目23番1号アークヒルズフロントタワーRoP806号
- 電話番号
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