Green Carbon株式会社がインドで新たなバイオ炭事業をスタート
Green Carbon株式会社は、インド・アーメダバードに本拠地を置くExcellent Enfab Incorporationと提携し、土壌劣化や温室効果ガス排出という重大な課題に対処するためのバイオ炭カーボン除去プロジェクトを発表しました。このプロジェクトは、インドのグジャラート州と西ベンガル州での実施が予定されており、地域由来の農業残渣や竹などの林業残渣を原料として、高耐久型バイオ炭に加工します。これにより、少なくとも10年間にわたり、年間約18,000トンの二酸化炭素を除去することを目指しています。
事業の概要と目的
本プロジェクトは、地域農業における残渣を利用してバイオ炭を製造し、厳格なIsometricスタンダードに基づく認証を取得することを目標としています。これにより、炭素除去クレジットを創出し、持続可能なカーボン管理の実現を図るものです。生成されたバイオ炭や木酢液は、農地への施用が予定されており、地域の農業生産性向上や土壌健康の改善に寄与します。
提携の背景とパートナーシップの役割
Green Carbonは、南アジアを中心にカーボン除去プロジェクトを急速に拡大しており、今回の提携により、Excellent Enfabの熱分解プラント設計・製造の専門知識を活用することができます。Excellent Enfabは50TPD規模の設備の建設と運営を担当し、Green Carbonはプロジェクト全体の管理や農家との連携を進めていく予定です。
気候変動への対策
本プロジェクトは、インドが直面する土壌劣化と農業由来の温室効果ガス排出という二つの課題に直接取り組むものです。インド国内の土壌有機炭素含有率は過去70年間で大幅に減少しており、その回復にはバイオ炭の施用が効果をもたらすとされています。長期的に見て、農地に施用されたバイオ炭は1000年以上にわたり炭素を固定し、地域農業の持続可能な発展を促進します。
時間軸と将来展望
プロジェクトの商業運転は2026年第2四半期を見込んで開始される予定で、Green Carbonの中長期戦略における重要な一環を形成しています。このようなモジュール型および拡張可能な事業モデルは、2030年までに南アジア全域で年間30万トンの炭素除去を達成するための基盤となるでしょう。さらに、インド、ベトナム、タイには新たなバイオ炭プラントの建設計画が控えており、ナグプールでのバイオリファイナリー事業も視野に入れています。
まとめ
Green Carbon株式会社とExcellent Enfabのパートナーシップは、インドにおける持続可能な農業と環境保全を促進する重要な一歩です。地域の農業残渣を利用したバイオ炭プロジェクトは、地域経済の支援とともに、長期的な土壌改善や温室効果ガス削減に貢献していくことを目指しています。今後の取り組みに期待が寄せられます。