2026 APCDA Hybrid Conferenceでの研究発表
株式会社Smart相談室は法政大学キャリアデザイン学部の古田克利教授と共同で、印象深い研究成果を持って国際会議「2026 APCDA Hybrid Conference」に参加します。この研究では、クライエントによる客観的評価とカウンセラーによる主観的評価の関連性について探求し、その重要性を示しています。学会は2026年4月20日から30日間、マレーシアのクアラルンプールにあるUniversiti Malayaにて行われます。
APCDAとは
APCDA(アジア太平洋キャリア開発協会)は、アジア太平洋地域のキャリア開発におけるさまざまな実践やアイデアを共有するためのフォーラムです。この協会の主な目標は、異なる文化背景をもつキャリアカウンセラーたちが互いに知識や技術を交換し合うことです。毎年開催される国際カンファレンスでは、対面とオンラインでのハイブリッド形式による知見の共有が行われ、専門家同士の活発な議論が展開されます。
研究背景
Smart相談室は、法人向けの社外相談窓口サービスを提供しており、「誰でも・いつでも・なんでも気軽に相談できる」という理念のもと、相談データを活用した学術的な分析を行っています。このような活動を通じ、社会に貢献し、特に対人支援に関する新たな知見を生み出すことを重視しています。本研究は、EAP(従業員支援プログラム)におけるクライエントとカウンセラーの評価差に焦点を当てています。
研究概要
- - 発表テーマ: Discrepancies between Counselors’ and Clients’ Experiences and Satisfaction in Corporate EAP Counseling
- - 研究チーム:
- 佐藤 史織 (Smart相談室 カウンセラー事務局)
- 三浦 麻友子 (Smart相談室 カウンセラー事務局)
- 藤田 康男 (Smart相談室 CEO)
- 古田 克利 (法政大学教授)
本研究では、2000年代初頭から注目されている「エビデンスに基づく実践(EBP)」の考え方を企業領域、特にEAPの文脈に応用し、カウンセラーの主観的なセッション評価とクライエントの客観的評価の差異を検証しました。対象となったのは、Smart相談室が提供するカウンセリングセッションの記録、合計74件です。
研究者の見解
佐藤史織局長は、EAPにおける「エビデンスに基づく実践(EBP)」の推進は、個人のウェルビーイングや健康経営の向上といった企業の課題に対する重要な突破口であると述べています。この研究により、クライエントとカウンセラー間の評価の非対称性が見えてきたことは、支援の質に大きな影響を与える知見だと感じています。
今後も臨床実践と研究が結びつくことで、カウンセリングの質を向上させ、すべての人が健康に活躍できる持続可能な社会の実現に貢献することを目指しています。
Smart相談室について
Smart相談室は、法人向けのオンライン対人支援プラットフォームを運営する企業で、2021年に設立されました。メンタルヘルスやキャリア支援に特化したサービスを提供し、200名を超える専門家が在籍しています。企業の健康経営を支援することに加え、個々の成長を促すコーチングサービスも展開しており、相談者の多様なニーズに応えています。詳細は公式サイトをご覧ください。