六甲山の冬は厳しい寒さに包まれていますが、そんな中でも美しい春の息吹を感じることができる期間限定の特別開園が、六甲高山植物園で開催されます。2025年2月22日から3月9日までの土日祝に行われるこの特別開園では、雪を割って咲くバイカオウレンの姿を観賞することができます。
バイカオウレンとは?
この美しい花は、キンポウゲ科の多年草で高さは4cmから15cmほど。早春に最初に花を咲かせることで知られており、特に梅に似た花びらと端正な五角形の葉が特徴です。この花は、植物学者の牧野富太郎博士が幼少期に愛した花としても有名です。当園では、約50平方メートルの広さでこのバイカオウレンを楽しむことができます。
特別開園の詳細
特別開園は2025年の2月22日から3月9日までの土日祝の10:00から16:00まで行われ、入園の受付は15:30までです。特別開園当日は、入園料金が大人800円、小人400円の特別割引価格で提供されます。また、初日の2月22日には、先着100名にマイヅルソウの苗がプレゼントされる特典もあります。さらに、入園回数券は特別価格で販売され、お得に入園できるチャンスです。
特別イベントとガイドツアー
また、特別開園中には早春の花を巡るガイドツアーも開かれます。午前10:30と午後1:00から行われるこのガイドツアーでは、園内の美しい花々について詳しく解説してもらえます。3月8日には沖和行先生による「ぶらぶら園内ガイド」も開催されるため、ぜひ参加してみたいですね。
神戸六甲ミーツ・アート2024も同時開催
六甲高山植物園では、冬季特別開園の他にも神戸・六甲山で開催中の「神戸六甲ミーツ・アート2024 beyond」イベントも見逃せません。自然と現代アートが融合した独自のイベントで、61組のアーティストの作品が展示されています。開催は11月24日まで続き、六甲山上では芸術作品が自然と共に楽しめる貴重な体験ができます。
更に、夜間限定の「ひかりの森~夜の芸術散歩~」も11月30日と12月1日に追加開催されることが決定しており、幻想的な光のアート作品によって夜の六甲山が彩られます。
終わりに
六甲山の自然と芸術が共存する空間で、厳しい冬の中に春の気配を感じることのできる冬季特別開園にぜひお越しください。特別企画やガイドツアー、アートとのコラボイベントなど、多彩なプログラムが用意されており、訪れる人々を魅了すること間違いありません。