持続可能なドライフラワーで花き業界の課題解決に挑む
エシカルフラワーの誕生
近年、環境問題や持続可能な社会に対する関心が高まっています。その中で、株式会社ethica(エシカ)が手掛ける「エシカルフラワー」の登場が注目を集めています。このプロジェクトを主導するのは、代表取締役CEOの藪中桂佑氏です。彼はこれまで経営や人事業務のサポートを行ってきましたが、最近ではSDGs(持続可能な開発目標)を反映した企業戦略の構築にも力を入れています。
藪中氏は、自身が持続可能な事業を展開したいと考え、エシカを設立しました。彼の思いは、できるだけ多くの人々に親しまれる形で持続可能な花きを提供することです。その結果として生まれたのが、エシカルフラワーです。これは、フラワーロスの削減と花き業界の働き方改革を進めるための一歩となっています。
エシカルフラワーの特徴
エシカルフラワーは、独自の方法で生産されたドライフラワーです。具体的には、産地や市場、小売、イベントで発生したロスフラワーを100%活用し、人工乾燥と自然乾燥を組み合わせた工程で加工されています。それにより他では味わえないような美しい色合いや質感が実現されました。これにより、フラワーロスを減らしながらも、消費者に魅力的な商品を届けることや、花き業界の労働環境を改善することを目指しています。
フラワーロスとは
フラワーロスとは、生産から消費に至るプロセスで廃棄される花を指します。具体的には、出荷の際に選別で捨てられるものや、流通段階で売れ残る花、さらには店舗や家庭で使用後に廃棄される花も含まれます。日本では年に約10億本もの花が廃棄されており、その経済的損失は1500億円とも言われています。これに対抗するため、エシカはエシカルフラワーの導入によって、サプライチェーン全般でのフラワーロス削減を目指しています。
業界の現状とエシカの取り組み
花き業界では、仕入れた花の30〜40%が廃棄されている現状があります。例えば、東京大田市場では、表日で売れ残った花が裏日として安値で販売されることがあります。エシカはこの売れ残りの花を回収し、仲卸業者の働き方にまで改善をもたらしたいと考えています。これにより、花き市場の過剰労働問題にも光が当てられることを期待しています。
エシカルフラワーの購入方法
エシカルフラワーは、クラウドファンディングサイト「Makuake」にて支援購入が可能です。さまざまなサイズと色を選ぶことができ、2022年7月26日から9月9日までの期間限定で販売されています。価格は3,500円からスタートします。詳細は
こちらからご覧いただけます。
会社情報
株式会社ethicaは、東京都墨田区に位置し、2022年に設立された比較的新しい企業です。お花のEC販売や空間装飾、イベントの企画などを手掛けています。公式ウェブサイトは
こちら、Instagramのアカウントは
こちらで確認可能です。
エシカルフラワーを通じて、環境に配慮しながらも美しさを追求した新たなスタイルの花をあなたの生活に取り入れてみませんか?