EY Japanが導入したEggUとは?
2025年10月から、EY Japanが健康促進の一環として「EggU(エッグ)」を導入することが決定しました。このサービスは自宅で簡単に卵子の健康状態を確認できる、血液検査および専門家とのオンラインカウンセリングを組み合わせたものです。
EggUの背景と試験運用結果
EY Japanはプロフェッショナルとして求められる専門性を重視しつつ、従業員の心身の健康維持やキャリアとライフの両立支援に努めています。EggUは、特に女性にとって重要な卵巣予備能を確認する機会を提供することを目的としており、2024年春に実施した試験運用では、定員の6倍の応募が集まりました。この結果、利用後のアンケートでは94.7%の人が意識に変化があったと回答し、60.5%の人が行動に変化を感じていることが確認されました。
EggUの具体的内容とその効果
「EggU」では、AMH(抗ミュラー管ホルモン)検査キットを通じて、女性が自宅で少量の血液を採取し卵子の数を確認できます。このデータを元に、助産師や看護師によるオンラインカウンセリングが行われ、今後のキャリアやライフプランを考える際の有益な情報を提供します。このサービスの導入によって、忙しい日々の中でも自分自身の健康状態を把握する機会が提供されます。
応募者の多様性と意識変化
EY Japanでは、20代から30代の女性メンバーが中心に、男性メンバーもパートナーの健康を考えて応募するなど、利用者層が多様化しています。特に、自宅で手軽に検査できる点やカウンセリングで次のアクションが明確になる点が好評です。これにより、利用者は「自分の体を大切にしよう」との意識を新たにし、ライフプランについて話し合う機会も増加しています。
今後の取り組みと期待される効果
EY Japanは、女性メンバーに加えてその家族やパートナーの健康にも視線を向けており、将来的には従業員のライフキャリア形成を支援する包括的な制度を整備していく予定です。EggUを通じて女性が自らの健康を知ることで、将来の選択肢を広げる手助けとなることが期待されています。
まとめ
EggUの導入は、EY Japanが従業員のウェルビーイングを重視する姿勢を強調するものであり、長期的なキャリアを自分でデザインできる環境作りに向けた第一歩です。このような取り組みが、今後の健康経営のモデルケースとなることを期待しています。