第218回統計委員会の議事内容と令和8年度の統計資源配分
第218回統計委員会の概要
2023年6月11日(水)、総務省の中央合同庁舎第2号館で、第218回統計委員会が開催されました。本会議では、令和8年度に向けた統計資源の重点的な配分に関する意見や、経済や物価に関する重要な調査の変更について議論されました。
議事内容
1. 統計リソースの配分に関する建議
委員会ではまず、令和8年度の統計リソースの優先配分についての提案が行われました。これにより、必要なデータ収集と解析が効率的に行われることを目指しています。統計は、政策決定や経済分析の基礎となるため、信頼性の高いデータが求められます。
2. 経済センサスの変更について
次に、諮問第192号に基づいて、経済センサス—活動調査および個人企業経済調査の変更に関する答申が紹介されました。これらの調査は、経済の実態把握に不可欠であり、調査内容の精度向上が図られることが期待されています。特に、個人事業主や中小企業の動向をより的確に把握することが目標です。
3. 小売物価統計調査の修正
次に、諮問第195号に関連した小売物価統計調査の変更について議論が行われました。物価の動向は国民生活に直接影響を与えるため、その時期や方法の見直しについては非常に重要なテーマです。これにより、修正後の統計がより実情に即したものとなり、政策立案にも大いに寄与することが期待されます。
部会による審議状況
また、各部会の審議状況も報告されました。具体的には、産業統計部会やサービス統計・企業統計部会からの進捗報告が行われ、それに基づく活動の結果や次のステップに向けた提言がなされました。
まとめ
第218回統計委員会は、重要な議題を取り扱い、今後の統計政策の方向性を見定める貴重な場となりました。今後、提出された建議や答申がどのように実行され、国の統計体制が強化されていくか注目されます。これにより、より質の高い統計データが社会に提供され、政策の精度向上に寄与することが期待されています。国民一人一人が統計の重要性を認識し、これを活用することが求められています。