2025年全日本プッシュボブスレー・スケルトン選手権
2025年8月9日、長野市の「スパイラル」で開催された「2025 全日本プッシュボブスレー・スケルトン選手権 Presented by 北野建設」は、2026年のミラノ・コルティナオリンピックに向けた重要な年の幕開けを告げる大会となりました。この大会では、日本新記録が次々と生まれ、選手たちの熱い戦いが展開されました。
大会のハイライト
競技は、厳しい選考基準が設けられたオリンピック選考も兼ねて行われ、観客や関係者たちの期待が一層高まりました。会場では、選手たちが自らの限界に挑戦し、素晴らしいパフォーマンスを見せました。特に注目されたのは、プッシュスケルトンとプッシュボブスレーの両競技での日本新記録の樹立です。
プッシュスケルトン選手権
男子1人押し
優勝した川野隼選手(フィールド企画)は、見事な走りを披露しました。彼の記録は、1本目で5秒17、2本目で5秒26、合計で10秒43という素晴らしい結果でした。川野選手は、「競技を始めて3年目で優勝できたことが嬉しい。今後の目標はオリンピックの出場権を獲得することです」と語りました。
女子1人押し
女子では、篠原彩緒選手(大阪体育大学)が優勝。彼女は1本目で6秒15、2本目で6秒16を記録し、合計で12秒31という結果を残しました。篠原選手も「大学生になり、環境の変化があった中で、目標としていた6秒15を出せたことが安心でした」とコメントしました。
プッシュボブスレー選手権
男子1人押し
男子部門では、加藤裕太選手(センコーグループホールディングス)が優勝しました。彼は1本目で4秒27、2本目で4秒25(日本新記録)、合計8秒52(日本新記録)の素晴らしい成績を収めました。「自己ベストを出しての優勝が目標だったので、達成できてよかったです」と加藤選手は語りました。
女子1人押し
女子の部門では、石川優選手(北野建設)が優勝。彼女の1本目は4秒87、2本目は4秒86(日本新記録)で、合計9秒73となり、ただの優勝にとどまらず、大会記録も更新する素晴らしさです。「大会記録の更新が目標だったので、達成できて嬉しいです」と彼女は振り返ります。
今後の予定
2025年10月には国際大会の代表選考が行われる予定です。この大会に向けて、選手たちはさらなる準備を進めており、2025/26 国際大会への派遣準備も始まります。今回の大会を経て、選手たちの競技力はますます向上し、オリンピックに向けての期待が高まっています。これからの彼らの活躍に目が離せません。