桑田貴志の能まつり
2025-05-23 13:11:46

観世流能楽師桑田貴志が挑む「道成寺」15回記念公演の魅力とは

桑田貴志 能まつり「道成寺」第15回公演が再び



観世流能楽師の桑田貴志が主催する自主公演「桑田貴志 能まつり」が2025年6月29日、東京都中央区の二十五世観世左近記念観世能楽堂で行われます。この公演は、伝統的な能楽の名曲「道成寺」を2度目に挑戦する特別なイベントです。

公演の背景


「道成寺」という演目は、能楽の中でも特に重要な位置を占めています。一般的には能楽師にとって、卒業試験としての意味合いも持つほどの大曲です。桑田貴志は、2009年に初めてこの演目に挑戦し、以来その挑戦が彼のキャリアを象徴するものとなっています。15回目の公演では、再び「道成寺」に挑む意義を強く感じています。

豪華な出演者陣


公演には、桑田貴志をはじめ、観世喜之、観世喜正、野村万作、野村萬斎、野村裕基といった著名な能楽師たちが集結します。彼らが織りなす伝統的な演技は、見る者を魅了し、奥深い日本文化を味わう貴重な機会となるでしょう。

演目の魅力


「道成寺」は、その特殊な構成により、演者にとって一瞬も気を抜けない緊張感が求められます。しかし、観客にとっては見どころが豊富で、楽しみが尽きない演目とも言えます。特に、釣鐘を使った演出には目を見張るものがあります。80kgもの大きな釣鐘の中に、演者が飛び込むという危険とも隣り合わせの瞬間が展開される様子は、息を飲む場面です。

さらに、今回の公演では「赤頭」という特別な演出が施されます。この演出において、後半では伝統的な赤頭と緋長袴に身を包んだ桑田が登場します。これは、矢来観世家の初代である観世清之が考案したものとされ、桑田はその伝統を受け継ぎ、堂々と舞を披露することに力を入れています。

あらすじとストーリー


演目「道成寺」は、紀伊国の道成寺に焦点を当てています。一人の白拍子が寺の釣鐘の前に現れ、恨みを抱えて舞を舞います。そして、白拍子が釣鐘の中に飛び込み、音と共に鐘が落下してしまうのです。その後、寺の住職は過去の悲劇を語り、白拍子が実は怨霊であることを示唆する展開に続きます。このように、物語は徐々に深まっていきます。

チケット情報


公演には、指定席と自由席が用意されており、価格は12,000円からと幅広い選択肢を提供しています。特に学生席が設定されているため、若い世代にも能楽を楽しんでいただける機会となっています。

チケットはすでにカンフェティにて発売中で、購入はオンラインでスムーズに行えます。観る者の心を打つ「道成寺」の舞台を前に、今からその日を心待ちにすることでしょう。

まとめ


桑田貴志の能まつり「道成寺」は、彼の成長を際立たせる素晴らしい舞台です。日本文化の深淵を体感するために、この機会をぜひお見逃しなく。

会社情報

会社名
カンフェティ(ロングランプランニング株式会社)
住所
電話番号

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