中東エリア進出支援サービスが始動
株式会社CARTA MARKETING FIRM(以下、CARTA)は、ドバイを拠点とする株式会社HIMAWARI HOLDINGS(以下、HIMAWARI)と提携し、日本企業向けに「中東エリア進出支援サービス」をスタートさせました。近年、中東市場は急成長し、多くのビジネスチャンスを提供していますが、日本ブランドはまだ参入障壁に直面しています。CARTAの新サービスは、その解決を図るものです。
中東市場を狙う日本企業
中東は豊富な購買力と急速に進化するデジタル市場を背景に、国際的なビジネスのハブとして注目されています。特にドバイはその地理的な優位性から、アジア、ヨーロッパ、アフリカの接点として機能し、多様な市場へのアクセスを容易にしています。UAE政府が推進するデジタル経済発展政策も追い風となり、EC市場は急成長を遂げています。
しかし、実際のマーケットデータを見ると、UAEのECユーザーの20%が日本ブランドを年に一度以上購入しているにもかかわらず、日本ブランドの出品割合は5%未満にとどまっています。これは需要に対して供給が著しく不足していることを示しています。CARTAはこのギャップを埋めるべく、中東市場への円滑な進出を支援するサービスを提供することにしました。
支援サービスの内容
CARTAとHIMAWARIは、現地の文化や市場トレンドに精通した専門チームを設置し、包括的な支援を行います。主なサービス内容には以下が含まれます:
- - 市場調査: 中東市場の特性や競合分析を行います。
- - マーケティング戦略立案: 各企業に合わせた具体的な戦略を提案。
- - 現地広告出稿: 日本のブランドの認知度を高めるための広告プランを策定。
- - EC販促支援: オンラインでの販売促進施策を実施。
- - 現地イベント開催: サンプル提供やリアルイベントを通じて、直接的な接触を図ります。
- - 企業への出資支援: 有望なパートナー企業との連携を支援します。
これにより、日本企業が中東市場へ円滑に参入できるようにし、各ブランドの認知度向上と売上向上を目指します。
HIMAWARIの成功事例
HIMAWARIはこれまでに、多数の日本企業の中東市場への進出を支援してきた実績があります。具体的には、以下のような事例があります:
- - ICT企業: アクセシビリティ製品の市場調査や戦略立案。
- - 翻訳デバイス企業: 中東市場調査業務やマーケティング戦略の策定。
- - 中古品売買企業: 営業代行や市場調査を通じてユーザーとの接点を増大。
- - 美容製品メーカー: UAE、サウジアラビア、イラク市場への進出を果たす。
経歴・専門性
HIMAWARIのドバイ支社を代表する吉倉崇弘氏は、ドバイ在住10年目を迎え、既に500社以上の日本企業の販路開拓に寄与しています。食品や美容品をはじめ、幅広いジャンルで700SKU以上の製品展開を果たしており、相互ビジネスの推進に情熱を注いでいます。
まとめ
中東エリアの市場進出に関心がある日本企業にとって、CARTAとHIMAWARIによるこの支援サービスは、非常に魅力的な選択肢となるでしょう。デジタル化が進む時代において、グローバルな市場での競争力を高めるためにも、この機会を活かしていくことが重要です。両社の知見とネットワークを駆使し、次世代を見据えたビジネス展開を目指しましょう。