愛猫との思い出を描いたコミックが登場
漫画家の秋本尚美さんが新たに発表した『愛猫かぶ20歳まで一緒にいたかった~高齢猫を看取るまで~』が、ファンや猫好きの方々に大きな話題を呼んでいます。この作品は、彼女の17年間の愛猫「かぶ」との深い絆や、その日々の思い出をリアルに描いた感動のエッセイコミックです。
17年間の愛と別れ
このコミックは、秋本さんが愛猫「かぶ」と出会った瞬間から始まります。彼女はその愛らしい姿に一目惚れし、すぐに一緒に生活をスタートさせました。日常の些細な出来事や、かぶの可愛らしい仕草が描かれる中、愛猫とのかけがえのない時間が積み重なっていきます。
しかし、時は流れて彼女の愛猫が17歳になり、健康に不安が生じ始めます。病気が発覚した際の衝撃や、その後の闘病生活は、秋本さんにとって非常に辛い経験でした。彼女は病気に立ち向かうかぶを支えながら、自身も多くのことを学びます。愛情と絆が深まる中、彼女は「絶対に最後まで看取る」という強い決意を抱き続けます。
感動の看取り
そして迎えた別れの瞬間。最期の時をどのように過ごしたのか、秋本さんは心の内を率直に描写しています。その瞬間は、愛が一層深まる特別な時間でした。お葬式の行いや、ペットロスをどうやって乗り越えたのかも、彼女の実体験を通して描かれています。
豊富なコラムと実用情報
このエッセイコミックには、秋本さんの漫画だけでなく、獣医師である森健三先生による「ドクターズコラム」も収録されています。ここでは、猫の病気や高齢猫のケアについての具体的なアドバイスが紹介され、飼い主さんにとって非常に役立つ情報が満載です。
さらに、猫を迎える際の家づくりや葬儀の基礎知識、ペットロスの癒し方といった「お役立ちコラム」もあり、愛猫との生活をより充実させる情報が詰まっています。
長生きできる時代に
医療の進歩により、私たちの愛猫は以前よりも長生きすることが可能となっています。今回のコミックは、長い間愛猫と共に過ごしたいと思っている飼い主たちにとって、多くの心温まる教訓を提供してくれることでしょう。最期まで一緒にいるためにどうすれば良いのか、愛情を注ぐ中で得られた様々な気づきを、この本を通じて届けたいと願っています。
猫の日に寄せて
発売日は2025年3月27日。ちょうど「猫の日」になる2月22日を前に、愛猫とのこれからを考えるきっかけとして手に取ってみるのはいかがでしょうか。秋本さんの優しいタッチの漫画で心が温まるでしょう。彼女のファン必見の一冊です。
書誌情報
- - タイトル: 愛猫かぶ20歳まで一緒にいたかった~高齢猫を看取るまで~
- - 漫画: 秋本尚美(ドクターズコラム監修:獣医師・森健三)
- - 発売日: 2025年3月27日
- - 定価: 1540円(本体1400円+税)
- - ページ数: A5判・128ページ
- - ISBN: 978-4-594-09914-5
- - 発売元: 株式会社 扶桑社
本書の購入は以下のサイトから: