起立性調節障害の実情
2026-03-24 08:35:57

起立性調節障害の実態:朝以外にも潜む苦痛と孤独

起立性調節障害(OD)の実態を探る



起立性調節障害(OD)は、一般的には「朝起きられない病気」として認識されています。しかし、実際にはこの障害に苦しむ人々は、朝以外の時間帯にも多くの問題を抱えています。最近、一般社団法人 起立性調節障害改善協会が実施した調査によれば、当事者の約90%が朝だけでなく日中にも様々な症状に苦しんでいることが明らかになりました。

調査の概要



この調査は、ODと診断された方およびその保護者106名を対象に行われました。調査の結果、立ちくらみや倦怠感、頭痛といった症状が日常生活に与える影響の深刻さが浮き彫りになりました。多くの方が「体調不良で休みたいが、周囲に理解されない」と感じていることが、彼らの精神的な孤立感を深めています。

日中の症状がもたらす影響



ODの症状は、通常午前中に最も強く出現しますが、午後や日中も続くことが多いです。調査では、学校や職場での業務中、そして通学や通勤の移動中にも症状が悪化することが確認されました。特に、授業や業務中に感じる辛さは約7割に達しています。このように、症状が日中の社会生活に与える影響は計り知れません。

周囲の理解不足とその影響



調査に参加した人の51.9%が、周囲から「ほとんど理解されていない」と感じています。ODは目に見えない症状が多いため、他者がその苦痛を理解するのは容易ではありません。約30%の人が、周囲から「気のせいだ」とか「怠けている」といった否定的な言葉を受けたことがあると回答しました。これらは、当事者にとって大きな心理的負担となる要因です。

望まれる支援と環境整備



調査では、特に必要とされているのは、「体調不良の際に休ませてもらえる環境」と「無理しなくてもよい」というサポートの声かけであると示されています。多くの当事者が「つらい時に休むことができない」という状況に悩まされています。彼らが安心できるようにするには、周囲の人々の理解と支援が不可欠です。

今後の課題



起立性調節障害が日中の生活全般に深刻な影響を及ぼすことが今回の調査で浮き彫りになりました。これに伴い、社会全体での理解を深め、ODに対する偏見をなくすための努力が求められます。休息を取ることが可能な環境を整えることは、当事者の生活の質を向上させるだけでなく、社会全体にとってもメリットがあります。さらに、体調が波のあることを理解し、柔軟にサポートを行える体制が求められています。

結論



自律神経の不調は本人の努力では解決できないことを周囲に理解してもらう必要があります。調査の結果からも、ODに苦しむ当事者が求めるのは特別な扱いではなく、根本的な理解と配慮であることが分かりました。社会的な支援が広がることを願い、より過ごしやすい環境の構築が急務です。


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会社情報

会社名
一般社団法人 起立性調節障害改善協会
住所
熊本県熊本市中央区神水1-24-6 健神ビル8F
電話番号

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