志摩地中海村が15周年迎え、浅田政志氏との特別写真講座開催

志摩地中海村リニューアル15周年イベントレポート

三重県志摩市に位置する「志摩地中海村」は、リニューアル15周年を記念して特別イベントを開催しました。2025年5月31日、著名な写真家である浅田政志さんを招き、参加者が「大切な人」との思い出を写真に残すための講座が行われました。

イベントの目的と内容

本講座のテーマは「写真」「旅」「おもてなし」。参加者は事前に抽選で選ばれた4組12名で、志摩地中海村の美しい景観をバックに思い出を形に残す貴重な体験ができました。写真は単なる記録ではなく、人とのつながりを感じる媒体であるとの浅田さんの話が印象的でした。

プログラム詳細

第1部：浅田政志氏の講義

講座の始まりでは、浅田さんが旅先での写真の撮り方や、その意義について語りました。「誰と過ごしたか」を意識することで、写真はより価値のあるものになると教えてくれました。その中でデジタルデータだけに依存せず、プリントアウトすることの重要性を説きました。

特に、30年後に見返したときにその写真がどれだけの想い出や感情を呼び起こすか、そんな話は参加者にとって非常に響いたようです。スマートフォンでの撮影にも配慮し、実践的なアドバイスをした浅田さん。全員が写真に映る工夫をすることや、撮影を通じて思い出を共有することの大切さが強調されました。

第2部：撮影会

続いて、志摩地中海村内で実際に撮影会が行われました。参加者の中には金婚式を祝うご夫婦や愛犬と一緒の方もおり、浅田さんはそれぞれに丁寧にアドバイスを行いました。のどかな雰囲気の中でユーモアを交えた提案が飛び交い、笑顔が絶えない撮影会となりました。

特に、アーチ天井の装飾が美しいスポットでのユニークな構図提案が印象的で、普段とは違う視点での撮影に驚きの声が上がりました。参加者は、「こんな写真が撮れるなんて！」と歓声をあげるシーンも多く見受けられました。浅田さん自身もカメラを手に取り、参加者の笑顔をキャッチする場面もありました。