AGRISTが「WAFI 2025」で最高賞を受賞
AGRIST株式会社が、2025年10月12日から15日まで中国北京で開催された「World AgriFood Innovation Conference 2025(WAFI 2025)」にて、最優秀賞(Grand Award)を受賞したという嬉しい知らせが届きました。この受賞は、AGRISTが独自に開発した高精度AIや自動収穫ロボットと、自社農場で取得したデータを活用した改善サイクルを一体化したソリューションに対する評価です。
受賞の背景
WAFIはアジア最大級の農業技術会議であり、世界中の革新的な農業技術のトレンドや実装に焦点を当てています。AGRISTは、Microsoft社との共同開発によるAI技術、精密動作を可能にする自動収穫ロボット、そしてデータを基にしたシステム利用において、農業界に革命的な影響を与える技術を提供しています。このうちの一部は、すでにJAグループで導入されており、導入農家にとっては収益が28.6%改善されることが見込まれています。
AGRISTの革新技術
AGRISTは、ピーマンやキュウリといった主力作物だけでなく、今後はイチゴなどの高付加価値作物への技術応用も進めています。この「三位一体」のソリューションは、現場での実装力が評価され、今後の国際展開にも寄与するでしょう。今回の受賞は、AGRISTが持つテクノロジーが農業の現場で実際に成果を上げていることを示す重要なタイミングです。
代表取締役のメッセージ
代表取締役の秦裕貴氏は、「世界は今、食料安全保障の危機に直面しています。私たちは、テクノロジーを活用して持続可能な農業を実現し、農業課題に挑むことを目指しています。今回の受賞を励みに、さらなる連携と技術活用を進めていきたい」とコメントしています。この言葉から、AGRISTの目指すビジョンを感じ取ることができます。
今後の展望
AGRISTは、今後も事業のグローバル展開を視野に入れ、さらなる成長を目指します。気候変動などの外的要因に左右されない安定した事業モデルを築くことで、持続的成長と収益の最大化を図ります。また、農業経営の全体最適化を目指し、収量予測や市場需給予測といった先進的なデータ活用を推進する計画です。
企業情報
AGRIST株式会社は、農業解決に特化したディープテック・スタートアップです。2019年に設立され、本社は宮崎県新富町に位置しています。持続可能な農業を実現するために、AIとロボット技術を活用したスマート農業を展開しており、2025年までに国内外で20以上の賞を受賞することを目指しています。AGRISTは今後も革新を続け、持続可能な農業の実現を追求していきます。