大和ハウスグループ、ベトナムにて分譲住宅プロジェクト「TT AVIO」を始動

大和ハウスグループの株式会社コスモスイニシアは、ホーチミン市近郊のビンズオン省ディーアン市にて分譲住宅開発プロジェクト「TT AVIO」の起工式を8月1日に行いました。本プロジェクトは、現地の中間所得者層をターゲットにした1,831戸の分譲住宅を提供するもので、2棟構成の高層ビルが計画されています。

起工式には約200名の関係者が集まり、今後の工事の安全を願いました。現在は地下工事が順調に進行中で、着工が予定されている第3四半期までに工程が進む見込みです。コスモスイニシアは、1974年の設立以来、住宅供給を通じて良質な住環境を提供してきた実績がありますが、今後はベトナムでも同様の理念をもって取り組むことを目指しています。

このプロジェクトは、TT Capital Investment Joint Stock Company及びKoterasu Partners Pte. Ltd.との戦略的パートナーシップのもとに進められています。TT Capitalは、2021年に設立された不動産デベロッパーで、アフォーダブルな住宅の開発を主な目的とし、高品質な住まいの実現を目指しています。そして、日本発祥のグローバル不動産企業として活動するKoterasu Partnersは、開発プロジェクトへの投資と現地パートナーとの協業を進めており、ホーチミン市証券取引所への上場も果たしています。

物件の詳細は以下の通りです。総戸数は1,831戸を予定しており、敷地面積は約1.6ヘクタール。ユニットタイプは1Bedと2Bedが提供されます。販売活動の開始が2024年第3四半期に予定されているため、今後の動きに注目が集まります。コスモスイニシアは、ベトナムにおける分譲住宅開発を通じて、中間所得層向けに年間1,000～2,000戸の住宅供給を目指すという意気込みを示しています。

ホーチミン市近郊の急成長する地域で、このプロジェクトは地域社会にとって大きな意義を持つとともに、経済の発展にも寄与することが期待されています。大和ハウスグループは、社会のニーズに応えるべく、多様な住宅供給を進めていく方針です。