環境活動と食育
2024-08-14 11:00:55

小中学生に伝える環境活動と食育の新たな取り組み

パルシステム連合会は、新宿区を本拠地として活動する生活協同組合で、2019年から朝日新聞社と共にキャリア教育支援教材『おしごと年鑑』に協賛しています。この教材は、主に小中学生を対象に、様々な企業や団体の仕事を紹介し、働くことの楽しさを伝えるための内容になっています。

2024年の特集テーマは「木を植えて海に『恩返し』をするってどういうこと?」です。このテーマのもと、パルシステムと協力関係にある北海道別海町の野付漁業協同組合が行う植樹活動や水産業への支援について詳しく紹介します。豊かな海を育むために、樹木を育てることの重要性を子どもたちに伝えることが目的です。

野付漁協は、約30年前から「森と川と海はひとつ」という理念を掲げ、地域の山林で植樹を行っています。これまでに、パルシステムの利用者と役職員による共同の植樹活動を通じて、累計約1万2000本の木を植えてきました。これにより、地域の環境保護と水産業の振興が図られています。さらに、野付漁協の水産商品を購入した際の一部が植樹活動に充てられ、持続可能な資源利用を実現しています。

また、パルシステムは水産業を支えるため、「お魚食べよう」というキャンペーンを展開し、日本の水産業の現状を学ぶきっかけを提供します。

最近では、ミールキットの提供によって家庭での調理の時短を実現し、その楽しみを広めています。パルシステムの「お料理セット」は、必要な食材と調味料、さらに分かりやすいレシピがセットになっており、家庭での食品ロス削減にも寄与しています。このミールキットは、特に規格外品を使用することで野菜廃棄を減らし、環境負荷の軽減にもつながっています。

製品のトレーは2022年から再生プラスチックから紙製に切り替えられ、使用後は宅配時に回収されてリサイクルされます。これにより、持続可能なライフスタイルを提案しつつ、家庭団らんの時間を増やすことを目指しています。このように、パルシステムは地域の経済を活性化させながら環境保護を実現する新たなモデルを提供しています。

『おしごと年鑑』は、毎年約3万校の小中学校、教育委員会、子ども食堂、さらには小児病棟などに寄贈され、未来を担う子どもたちのために役立っています。彼らが将来の仕事について考えるきっかけを作ることを目的としており、パルシステムの取り組みはその一端を担っています。

このような活動を通じて、若い世代に環境についての理解を深め、責任ある消費や生産の大切さを教えることは、今後の持続可能な社会の形成にとって大変重要な役割を果たします。

パルシステムと野付漁協の共同プロジェクトは、未来の環境や食に関する意識を高めるため、今後もさまざまな活動を展開していくことでしょう。子どもたちが自らの未来を考えるきっかけになるこの貴重な教材は、全国書店やネット書店で販売中です。


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会社情報

会社名
パルシステム生活協同組合連合会
住所
東京都新宿区大久保2-2-6ラクアス東新宿
電話番号
03-6233-7200

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