株式会社ジンズが2026年度新卒初任給を30万円に引上げ、成長戦略を推進

株式会社ジンズホールディングス、新卒初任給を30万円に引上げ

株式会社ジンズホールディングス（JINS）は、2026年度に向けて新卒社員の初任給を30万円に引き上げることを発表しました。この取り組みは人材投資を重視し、グローバルな成長戦略を推進するための重要なステップと位置付けられています。

新卒初任給の改定

2025年9月から、同社は店舗の正社員を対象に年次ごとに基本給のベースアップを行います。そして、2026年4月から新卒社員を「グローバル社員」として位置づけ、初任給を現行より35,000円増の300,000円～に改定します。これはアイウエア業界および小売業界の中でも極めて高い水準であり、優秀な人材を引きつけるための大きな施策となるでしょう。

グローバル人材の育成

JINSは「Magnify Life - まだ見ぬ、ひかりを」というビジョンを持ち、世界中の人々にJINSブランドを提供することを目指しています。国内509店舗、中国161店舗、米国5店舗などの展開を通じて、既存の市場だけでなく新たな地域への進出も計画しています。このような多角的な成長には、高度な顧客体験を提供するための質の高いサービスが必要不可欠であり、グローバル志向の強い人材を求めています。

新卒社員は原則としてグローバル社員として採用され、海外店舗での運営経験を通じて、国際的に通用する人材に育成される見込みです。2025年9月以降には、店舗正社員の基本給も15,000円の引き上げが計画されており、これにより全社員の待遇改善が一層進むことになります。

地域限定勤務もサポート

また、日本国内で地域を限定して働きたい社員のために、勤務地を選択できる仕組みも用意されています。グローバル社員としてのキャリアを経験した後には、「リージョナル社員」として地域を選ぶことが可能です。これにより、個々の志向に寄り添ったキャリアパスが提供され、社員の多様な働き方を支援します。リージョナル社員の月額基本給も、同様に2025年9月より増加させる予定です。