RATIONAL、新たなサステナビリティ戦略を掲げる
加熱調理の業界におけるリーダー、RATIONALはサステナビリティに関する新戦略を発表しました。この発表は、同社が1976年に発売した初のコンビ・スチーマーから引き継がれる「環境に優しいビジネスの確立」という理念を再確認するものです。RATIONALの革新は、環境問題がまだ社会的に広く認識されていなかった当時から始まりました。
新たなサステナビリティ戦略には、気候保護、資源の保全、機会均等の推進、ウェルビーイングの支援、透明性の確保、パートナーシップの強化という項目が含まれています。CEOのDr.ペーター・シュターデルマンは「サステナビリティは私たちだけでなく、お客様やパートナーも重要な役割を担っています。これを実現するには、みんなで協力することが必要です」と述べています。
環境活動に対する取り組み
RATIONALの環境への配慮は、特に気候保護と資源保全に重きを置いています。2050年までに、自社での温室効果ガス排出を削減し、スコープ1、スコープ2、スコープ3の全てをニュートラルにする目標を掲げています。スコープ1は自社による直接排出、スコープ2は電力の購入による間接排出、スコープ3はサプライチェーン全体における間接排出を指します。
RATIONALは2030年までに、スコープ1と2の温室効果ガスを2023年比で42%削減する計画を立てており、これには持続可能な建物の建設や太陽光発電の拡大が含まれています。シュターデルマン氏は「サステナビリティは私たちの製品開発の核にあり、従来の厨房機器と比較してエネルギー効率が最大30%、水使用量が最大50%、スペース使用量が30%削減される」と強調します。
従業員とコミュニティへの配慮
サステナビリティ戦略の中で、RATIONALは機会均等の促進とウェルビーイングの支援にも注力しています。これは、職場環境の改善や労働の安全性に取り組むことで、従業員だけでなく、業務用厨房で働く人々にとっても良好な環境を提供することを意味しています。具体的には、顧客の職場をより健康的にするための設計や、人間工学に基づいた調理システムが導入されています。
透明性と責任ある行動
RATIONALでは、透明性の確保とパートナーシップの強化も重要なテーマです。この取り組みには、コンプライアンスや従業員、ビジネスパートナーとのオープンなコミュニケーションが含まれ、バリューチェーン全体で人権や労働権へのコミットメントが示されています。また、健康的な食生活の促進にも貢献しており、社会的な責任を果たす姿勢を見せています。
シュターデルマン氏は「私にとってサステナビリティとは、ただ現在のためではなく、未来に向けた選択をすることです。良き未来を築くために、私たちが今日どう行動するかが重要です」と語っています。
RATIONALの詳しいサステナビリティ戦略やシュターデルマン氏へのインタビューは、公式ウェブサイト
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