TSS制作のドキュメンタリー番組がJAMCO国際版に選出
広島のテレビ新広島(TSS)が制作したドキュメンタリー番組『彷徨う居場所 ~親亡き後 障がいのある我が子は~』が、日本のテレビ番組を国際的に翻訳し、開発途上国に提供する放送番組国際交流センター(JAMCO)の2024年度作品に選ばれました。この作品は2024年5月25日に放送され、 第33回 FNSドキュメンタリー大賞にノミネートされています。
このドキュメンタリーは、親の死後に障がいを持つ子どもたちがどのような支援を受けられるのかを問いかけています。社会が変わりつつある中で、障がいのある子どもたちをどう受け入れるか、そしてそれが家族にとってどのような意味を持つのかを見つめる内容となっています。
番組では、次男の勇輝さんに寄り添う九内康夫さんや、知子さんが作った料理を味わう家族の姿が描写され、視聴者に深い感動を与えます。地上波での放送に加え、TSSの公式YouTubeチャンネル「広島ニュースTSS」での配信も行われています。
過去の受賞歴
JAMCOによる選出はTSSにとって3本目となります。以前には2008年に放送された『守れ!海に浮かぶ朱の宝~厳島神社修復278日~』や、2023年に放送された『清流のヌシの叫び~繋ぐ命と扱う命~』が評価を受けました。今回の選定は、国内の民放22局から54本、NHKから16本が応募された中からのもので、TSSは唯一の選出局となっております。審査対象の番組評価委員会からも、テーマの普遍性に対する高評価を得ました。
制作スタッフの思い
企画構成/プロデューサー:田中浩樹
「私たちのドキュメンタリーが海外に発送される機会を得て、大変嬉しいです。特に親の視点から見た障がい者支援の重要性を多くの人に伝えられることを願っています。ナレーションを担当した女優の木村多江さんの思いも、必ず視聴者に届くと信じています。」
ディレクター:高橋徹
「この選定を九内さんにお伝えし、彼からも喜びの言葉をいただきました。番組を通じて、「親亡き後の問題」に光が当たればと思います。私を支えてくれた多くの方々に感謝しています。」
編集担当:水重良紹
「久しぶりのドキュメンタリー制作は多くの学びの場でもありました。障がい者の現状を少しでも多くの方に知っていただけることが、私たちの目指すところです。」
お問い合わせ先
株式会社テレビ新広島
編成部 吉村美紀
電話: 082-256-2113
メール:
[email protected]
これからも、TSSのドキュメンタリーがさらに多くの人々に感動を与え、重要なテーマを提供し続けることを期待しています。