変化する美意識、新たな自分軸
近年、私たちの生活様式と価値観は大きく変わり、ここに美容に対する意識も影響を受けています。特に2020年代に入ってから、マスク生活やリモートワークの普及により、「他人にどう思われるか」から「自分がどうありたいか」の視点が重視されています。このトレンドを受け、当美活部は、日本全国の20代から40代の女性550名を対象に、彼女たちの美意識に関する調査を実施しました。
調査の概要
調査期間: 2025年4月15日〜16日
調査方法: WEBアンケート(選択肢・記述式)
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対象者: 日本全国在住の20〜40代の女性550人
美意識の実態
調査結果の分析によると、全体の6割以上が日常的に美を意識していることがわかりました。特に目立つのは、「人に会う予定やイベントがあるとき」といった具体的な機会が、美意識を高める大きな要因となっていることです。このように、現代女性は美容を自己表現として捉え、他者の目よりも自己満足を重視する傾向が強まっています。
全体の63.6%が、美意識を「自分のため(自信や満足感のため)」活かしていると回答しています。「美しくありたい理由」に関しては、「自分に自信を持ちたいから」が60.2%を占め、「気分やモチベーションを上げたいから」が40.7%と続いています。
美に対する意識の多様化
また、調査結果をみると、美を意識する程度には個人差があることも明らかになりました。「常に意識している」のは全体の20.7%であり、つまり5人に1人に過ぎません。その一方で、38.7%が「あまり意識していない」「全く意識していない」と回答しており、美意識の強い層とそれほど意識していない層が二極化していることが示唆されています。
美意識向上の瞬間
調査で注目すべきは、SNSやメディアの影響よりも、現実的な場面が美意識を高める要因となっている点です。「鏡を見て疲れや違和感を感じたとき」という理由が24.2%を占め、自己観察の機会が美意識を刺激する重要な動機であることが示されました。
誰のための美しさか
「美意識は誰のためか?」という問いには、63.6%が「自分のため」と答えたのに対し、他者のために意識しているとの回答は低めでした。この結果は、現代女性が他者からの評価よりも自分の満足感や自己肯定感を大事にしていることを明確に示しています。
内面的動機を重視する傾向
女性たちの美意識は、内面的な動機が強く、「自信を持きたい」という声が多いのは意義深いものです。特に年齢を重ねるごとに、「自然体を重視するようになった」という回答が多く見られ、無理をしない美しさが求められる時代が来ています。
これまでの「見られるための美容」から「自分のための美容」への変化が明確になりました。現代女性の美意識は、自己表現や自己満足の手段としてだけでなく、日々の生活の中で自然に取り入れられるライフスタイルの一部となっています。
まとめ
この調査から、現代女性の美意識が他者の承認を求めるものではなく、自己充実のための手段として深まっていることが浮き彫りになりました。美活部では、今後も一人ひとりの「自分らしさ」を支える美容情報の発信を続けて参ります。自分を大事にする心が、美しさの本質であると言えるでしょう。なぜなら、そこでこそ本当の美しさが生まれるからです。