エメラダ、未上場企業向けプラットフォームに向けた資金調達が完了
エメラダ株式会社は、新しいオンライン資金調達プラットフォームの開発に向け、合計2億円のシードラウンドを実施しました。この資金調達は、グローバルなデザイン・コンサルティング会社IDEO LPや日本のベンチャーキャピタルGenuine Startupsなどと連携して行われ、多くの大手金融機関や個人投資家からの支持を受けています。
エメラダの設立理念は、「テクノロジーと金融知識で金融市場の99%に透明性をもたらす」というものです。これに基づき、未上場企業を対象にした資金調達機会をオンライン上で提供することを目指しています。特に、企業数で言うと99%を占める未上場企業には、株式性資金や借入など、多様な資金調達手段が求められており、そのニーズに応えるプラットフォームを構築する予定です。
新たなスタートアップへの支援
今回の資金調達を通じて、エメラダは成長段階にあるスタートアップがオンラインを介して多くの個人投資家から株式性資金を集められる仕組みを進化させる第一歩を踏み出しました。エメラダは、今年中に未上場企業向けのオンライン借入プラットフォームの試験運用を開始する行程に入っています。この活動を通じて、個別の投資企業に必要な情報を開示し、透明性を確保することで、投資家にとっても安心感を提供し、効率的な資金循環の仕組みを育成していく考えです。
経営陣のバックグラウンド
エメラダの経営陣は、金融業界における豊富な経験を有しています。代表取締役社長兼CEOの澤村帝我氏は、慶応義塾大学を卒業後、野村證券やゴールドマン・サックスでの投資銀行業務を務めていた経歴があります。
取締役兼COOの古川直樹氏は、早稲田大学卒業後にゴールドマン・サックスの証券アナリストとして活動し、現在は経営を支えています。取締役兼CTOの五嶋宏通氏は東京大学大学院出身で、ソニーでのソフトウェア開発の経験を持ち、技術面での強化を図っています。
また、取締役兼CSOの齋藤菜々氏は、国際基督教大学を卒業後、ゴールドマン・サックスで資産運用の専門性を高めてきました。彼女の市場分析能力は、エメラダの戦略において貴重な資源となっています。
今後の展望
エメラダは、今後も人材採用やマーケティング、コンプライアンス体制の強化に取り組み、より良いサービスを提供できるよう努力していく予定です。未上場企業における資金調達の選択肢を広げることで、より多くのスタートアップが成長できる環境が整うことを期待しています。フレキシブルで透明性の高い資金調達プラットフォームの開発により、エメラダは新たな金融サービスの革新を自身の手で実現していくことでしょう。
企業情報
- - 会社名: エメラダ株式会社
- - 本社所在地: 東京都千代田区麹町四丁目8番1号
- - 設立: 2016年6月
- - 代表者: 澤村帝我
- - URL: エメラダ株式会社