クービビック錠、塩野義製薬と提携し日本市場へ進出を果たす
クービビック錠、塩野義製薬との提携で新たな治療法が日本市場に登場
ネクセラファーマ株式会社は、子会社のネクセラファーマジャパン株式会社を通じて、不眠症治療薬『クービビック錠25mg、同錠50mg』(一般名:ダリドレキサント)に関して、塩野義製薬株式会社との提携契約を締結しました。これにより、塩野義製薬は日本においてこの薬剤の流通と販売を独占的に行うことになります。
新たな提携の背景
この提携は、会社の戦略的なれもあり、塩野義製薬が日本の市場における医療提供体制や規模の大きさを生かし、広範な普及を目指しているのです。また、提携締結に伴い、持田製薬との販売に関する取り組みを解消しました。この変更は、持田製薬の子会社である持田製薬工場が国内での製造を独占的に担う形で進められます。
クービビックの特長
クービビックは、Idorsia Pharmaceuticals Ltdにより開発された新しいデュアルオレキシン受容体拮抗薬(DORA)であり、成人の不眠症患者向けの治療薬として注目されています。厚生労働省からは、2024年9月24日に製造販売承認が下りる予定であり、多くの患者に新しい治療の選択肢を提供できることが期待されています。
見込まれる効果
当社グループは、提携契約に基づいて日本市場にクービビックの製剤を供給することになります。これにより、塩野義製薬は医療従事者や患者との接点を強め、迅速に市場にアプローチできる環境が整うのです。代表執行役社長CEOのクリストファー・カーギル氏は、「日本における当社の主要製品になる可能性を秘めたクービビックは、不眠症に苦しむ人々に価値ある治療オプションをもたらすことができる」と自信を持って述べています。
市場における影響
今回の提携により、ネクセラファーマは契約一時金に加え、製品の売上に応じたロイヤリティを得る権利を持つことになります。また、本提携が2024年12月期の業績に与える影響は軽微とされていますが、今後の進展に伴い、適宜情報を更新するとのことです。
終わりに
新たな不眠症治療薬『クービビック錠』の登場は、多くの患者にとって希望の光となることでしょう。塩野義製薬と持田製薬、そしてネクセラファーマが連携し、迅速に市場に提供することで、多くの人々の生活の質を向上させることが期待されます。詳細については、ネクセラファーマの公式サイトをご覧ください。
会社情報
- 会社名
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ネクセラファーマ株式会社
- 住所
- 東京都港区赤坂9-7-2 ミッドタウン・イースト7F
- 電話番号
-
03-5962-5718