株式会社アステックは、福岡県に本社を置く、医療関連機器や理化学機器の専門商社です。同社は、この度、AI技術を用いて胚の品質評価を行う、不妊治療支援ソリューションを提供するLife Whisperer事業を買収しました。
Life Whispererは、胚の画像から妊娠予測や正倍数性胚予測を瞬時にスコアリングするAI技術を搭載しており、従来の主観的な判断に頼っていた胚の選択精度を向上させ、不妊治療の成功率を高めることが期待されています。
アステックは、Life WhispererのAI技術を自社の胚培養製品群に組み込み、世界中のIVFラボへ提供していくことを目指しています。同社は、AI技術が将来すべてのIVFラボにとって不可欠な機能になると確信しており、この買収を通じて、生殖補助医療業界を世界的にサポートする体制を強化していきます。
アステック常務取締役の長武雄氏は、今回の買収について、「Life Whispererを当社の製品ラインに取り入れ、生殖補助医療業界を世界的にサポートするという当社の使命をさらに推進できることを嬉しく思います。AI技術は将来、すべての体外受精ラボの中心的な機能になると信じており、市場で最も先進的で検証済みの製品の1つをお客様に提供できることを嬉しく思います。」とコメントしています。
Life Whispererは、胚の画像を評価して、妊娠につながる可能性や遺伝的に正常である可能性を判断するAI技術です。この技術は、既に日本、カナダ、アジアの一部地域で提供されており、今後はその他の国々にも展開していく予定です。
アステックは、Life Whispererを活用することで、世界中の患者様にとって体外受精がより手頃な価格で利用しやすく、妊娠までの時間を短縮できることを目指しています。同社は、Life WhispererのAI技術を用いて、生殖補助医療業界を牽引していくことを表明しています。