医療専門人材プラットフォーム「xCARE」が登録者1,000人を達成しました

医療専門人材プラットフォーム「xCARE」が新たな高みに到達

医薬品や医療機器の開発支援を行う株式会社xCARE（クロスケア）は、運営する医療専門人材プラットフォームで登録エキスパート数が1,000名を超えたことを発表しました。この成果は、同社が医療開発の多様な現場で求められる専門性を提供するために、国内外からの幅広い専門家を受け入れた結果です。

専門家の集結

xCAREは、医療関連プロダクトの事業化に特化した人材マッチングプラットフォームとして、2025年に登録者数が1,000名を突破しました。このプラットフォームには、国内外で500人以上のエキスパートが在籍し、薬事、臨床、製造、品質、知的財産など、多岐にわたる専門分野が網羅されています。特に、医薬品では「臨床」「CMC」「薬事・薬価」領域に強みを持ち、医療機器では「保険償還・薬事」「QMS」「設計開発」といった技術的知見が豊富です。

豊富な専門分野のエキスパートがチームを組むことにより、xCAREは企画から開発、承認までの一貫した支援を提供できる体制を整えています。

支援プロジェクトの実績

xCAREの支援実績も年々増加し、現在までに累計で300件以上のプロジェクトを支援しています。国内の大学発スタートアップやベンチャー企業に加えて、大手製薬企業、医療機器メーカー、そして北米や欧州、アジアの国際的な企業との協力も多数実現しています。

クリングルファーマ株式会社との連携

例えば、クリングルファーマ株式会社では、米国での新薬申請に向けて、ギャップ分析やCROマネジメント、KOL連携、FDA戦略の策定などを包括的に支援しました。xCAREの紹介を受けて、海外プロジェクトを統括できるプロジェクトマネージャーが採用され、同社の開発体制が強化されました。アステラス製薬出身のエキスパートが人材に加わり、その高度な専門性がプロジェクトの推進に大きく寄与しました。

ハートラボ株式会社の成功事例

ハートラボ株式会社では、QMS構築や薬事申請書類作成、製造販売業許可取得支援などを行い、6か月という短期間で医療機器の承認に成功しました。初期フェーズのスタートアップにおける正社員雇用のハードルを解消するため、実務に強いxCAREのサービスが重宝されています。代表取締役社長の池川様は、xCAREの支援によってプロジェクトがスムーズに進むことができたと評価しています。

現場の課題と今後の展望

日本の医療産業は、世界でも有数の技術力を誇る一方で、研究成果を市場に届ける過程で数多くの課題を抱えています。特にアカデミア発のスタートアップや中小企業では、薬事や臨床、知財、品質といった専門人材が不足しており、その結果、社会に還元されるべき技術が埋もれてしまうケースが多いのが実情です。

xCAREは「必要な時に、必要なだけ」専門家とつながる革新的な仕組みを提供し、医療製品開発を加速させることを目指しています。今後はグローバルにこのプラットフォームを展開し、アジアから米国への進出を狙う企業や、欧米からアジアへの展開を支援する体制を構築していく方針です。

株主の熱意

ANRIの榊原氏は、医薬品や医療機器の開発に貢献したいと考えるエキスパートが国内外に集まり、xCAREが「医療専門人材プラットフォーム」として成長を遂げていることを嬉しく思いますとコメントしています。また、エキスパートの想いと企業の要望がxCAREの成長をさらに後押ししていると述べ、「まだ挑戦は始まったばかり」と今後の展望を語りました。

xCAREは、日々進化を続けています。事業会社の皆様、ぜひお気軽にご相談ください。貴社の開発を支える力になれると信じています。