DX推進に向けた新たな一歩
三井住友DSアセットマネジメント株式会社が、自社の業務変革を目指し、株式会社スパイクスタジオの支援を受け、生成AI研修およびDX支援を導入したことを発表しました。この取り組みは、企業のデジタル化が進む中で、業務の効率化や顧客ニーズへの迅速な対応が求められる中で、さらなる競争力を確保するための重要な施策です。
背景と課題
同社はドキュメントやデータが部門ごとに散在していること、商品開発と顧客ニーズの変化に対して手作業での対応が困難であるといった課題に直面していました。また、業務が特定の人に依存し、組織全体の効率化が難しい状況も抱えていました。それにもかかわらず、DX推進に必要な明確な方針を持っていなかったため、なかなか前に進めない状況が続いていたのです。
生成AI研修の実施
これらの問題を解決するため、スパイクスタジオは生成AIに対する理解を深めるための基礎研修を2回実施しました。この研修はオンラインと対面形式を組み合わせ、延べ900人以上の社員が参加しました。具体的な研修内容は、「生成AIの仕組みや可能性」「業務への具体的な活用方法」「プロンプト設計の基礎」など、実務に即した内容が中心でした。
参加者はハンズオン型の実習を通じて、AIツールの実践的な運用方法を学び、即座に業務に活用できるスキルを習得しました。これにより、社内での生成AIに対する意識が一変し、活用が進むきっかけとなりました。
伴走型DX支援による業務改善
研修後、スパイクスタジオの担当者が社内に常駐し、「伴走型DX支援」を実施しました。これにより、具体的な業務課題に基づいた解決策を提案・実行する体制が整い、わずか2ヶ月で23件の業務改善プロジェクトが立ち上がりました。プロジェクトはデータ管理や外部連携、タスク管理といった多岐にわたり、全社的なDX推進の動きがさらに活発化しています。
今後の展望
これらの取り組みを通じて、三井住友DSアセットマネジメントでは、生成AI技術に対する前向きな意識が形成され、部門間の連携が向上したと評価されています。今後も業務効率化を超えたさらなる改善に挑戦する計画があり、スパイクスタジオは引き続き同社を支援していきます。
詳細な対談インタビューはスパイクスタジオの公式サイトで公開されていますので、ぜひご覧ください。