三井ホームの新たな挑戦:純木造4階建てマンション
三井ホーム株式会社は、東京都足立区西新井に耐火木造マンション「山一ビル MOCXION西新井」を完成しました。このプロジェクトは、株式会社アリックジャパンが事業主となり、2025年12月に竣工される予定です。本施設は、1階が店舗や事務所で、2階から4階が賃貸住宅となる複合用途のマンションです。
1. 設計と施工の特徴
本施設は純木造でありながら4階建ての耐火建築物として設計されました。三井ホームのブランド「MOCXION」により、「木造マンション」としての表示が可能です。この設計において、断熱や省エネ性能が高いため、東京都の東京ゼロエミ住宅普及促進事業にも採択されています。本物件は、以下の点で高い評価を受けています。
- - 軽量な木造構造: 鉄筋コンクリート造や鉄骨造と比較しても、木造の重量が軽いため、地盤改良費用の低減が可能です。
- - 環境への配慮: 利用される木材はCO₂を長期間蓄え、環境負荷を軽減する役割を果たしています。
2. 建物の概要
「山一ビル MOCXION西新井」は、
- - 建築地: 東京都足立区島根3丁目8-1
- - 建築主: 株式会社アリックジャパン
- - 用途: 賃貸住宅、店舗、事務所
- - 敷地面積: 333.16㎡
- - 延床面積: 642.15㎡
- - 規模・構造: 木造枠組壁工法(耐火建築物)、4階建
また、この物件は地盤の特性を考慮して、枠組壁工法を採用し、建物の荷重を基礎にバランスよく分散。これにより、基礎部分が強い構造になり、地盤への負担が軽減されています。
3. 環境配慮と持続可能性
このマンションプロジェクトでは、木材の 利用が評価され、国土交通省の優良木造建築物等整備推進事業にも選ばれました。木材の使用量は211㎥で、炭素貯蔵量は148t-CO₂、これは50年生のスギで293本に相当します。サステナビリティブランドの「&EARTH with WOOD」を掲げ、三井ホームは環境負担の少ない建物の提供に努めています。
4. 入居者の声と期待
管理会社である山一管理センター株式会社は、このプロジェクトを非常に高く評価しています。彼らは木造の特性とデザインに感銘を受け、小技術的な課題にも俊敏に対処できることを実証しました。入居者には遮音性や木のぬくもりを感じてもらい、居心地の良い空間を提供できると感じています。
総じて、三井ホームの新しい木造マンションは、構造的な強度だけでなく、省エネ性能や環境配慮も兼ね備えた現代的な住宅として注目される存在となりました。今後も持続可能な社会に向け、企業の役割が期待される中、三井ホームの取り組みはその一つのモデルケースとなりうるでしょう。