トキワ荘マンガミュージアム開館5周年記念企画
豊島区に位置するトキワ荘マンガミュージアムが、2023年7月7日に開館5周年を迎えました。この記念すべき期間に、7月1日から27日まで多彩な企画が行われることが発表されています。トキワ荘は、昭和27年に建てられ、手塚治虫をはじめとした多くの著名なマンガ家が青春を過ごした伝説的なアパートです。古くは昭和57年に解体されましたが、2020年にマンガやアニメの文化を受け継ぐ場として復活したのです。
トキワ荘の歴史
トキワ荘は、数々の名作を生み出したマンガ家たちが集い、切磋琢磨した場所。しかし、その存在は長くありませんでした。1970年代に入ると老朽化のため、解体を余儀なくされました。しかし、豊島区は地域文化の宝として、その記憶を残すためにマンガミュージアムを設立。開館以来、2023年5月までに21万人を超える来場者を迎え、マンガファンの聖地としての地位を固めています。
5周年記念企画
今回の記念企画では、トキワ荘に住んでいたマンガ家たちによる貴重な寄せ書きの「トキワ荘のふすま」や、今年2月に亡くなった山内ジョージ氏の特別展示が注目されています。これには、彼がトキワ荘の先輩たちの作品を文字で表現した掛け軸も含まれており、訪れる観客に深い感動をもたらすことでしょう。また、開館時に100名以上のマンガ家から寄せられた開館記念の色紙が、前期・後期に分けて展示されます。
区民の方に向けた特典
さらに、7月1日から6日までは「区民無料デー」が設けられており、豊島区内に住む方は入館料が免除されます。心温まるこの取り組みは、地域の人々にトキワ荘の魅力を再認識させる大きなチャンスです。この期間中に、豊島区に在住の方は身分証明書を持参し、無料で独自のマンガ文化を体験できます。
トキワ荘の未来
豊島区の担当者は、「トキワ荘は、マンガ家を目指した若者たちの夢を支えた場所であり、その歴史と文化を次世代に向けて発信し続けていきます」と語ります。5周年を機に、区民だけでなく全国のトキワ荘ファンにも楽しんでもらえるように様々な取り組みを進めています。
開館情報
豊島区立トキワ荘マンガミュージアム
- - 所在地: 豊島区南長崎三丁目9番22号
- - 開館時間: 午前10時~午後6時(入場は午後5時30分まで)
- - 入館料: 大人500円、小中学生100円、未就学児・障害者手帳を持つ方は無料。
この5周年で行われるイベントは、マンガファンにとって見逃せない機会です!今後もトキワ荘マンガミュージアムが、地域文化の発信基地としての役割を果たすことに期待が寄せられています。