コンタクトレンズの日
2019-09-10 10:00:01
コンタクトレンズの日に考える目の健康と適正使用の重要性
コンタクトレンズの日に考える目の健康と適正使用の重要性
9月10日は「コンタクトレンズの日」として、目の健康促進や正しい使い方の重要性を再認識する日です。近年、コンタクトレンズの使用が一般化する中で、適正使用や眼科受診の重要性が求められています。最近の調査結果をもとに、適切な使用法を広めるための取り組みについて詳しく見ていきましょう。
調査の概要と結果
一般社団法人日本コンタクトレンズ協会が実施した『コンタクトレンズの正しい使用と更なる普及に向けた』実態調査は、2019年1月に行われ、15歳から59歳の女性2400人を対象にインターネットで実施されました。この調査は、コンタクトレンズ購入時の眼科受診状況や廃棄方法に関する意識を調査するもので、過去の調査データを基に、消費者の意識の変化を探るものでした。
調査の結果、コンタクトレンズの購入においてインターネットや雑貨店での購入が増加し、「一度も受診したことがない」という消費者は減っている一方で、「購入時に毎回眼科を受診する」という割合が大幅に減少していることが分かりました。特に、買い物の手軽さからインターネットでの購入が今後も増えると予測されていますが、眼の健康を守るためには適切な受診が重要であることが問われます。
廃棄方法とコンプライアンス意識
調査では、コンタクトレンズの廃棄方法に関する意識についても触れられており、特に10代の意識が相対的に低いことが明らかになりました。具体的には、約30%がゴミ箱以外で廃棄しているとのことで、その中には洗面所や流しに捨てるケースが多く見受けられました。これに対し、米国での調査結果とも類似している点から、廃棄に関する意識をさらに高めることが必要であると考えられます。
コンタクトレンズ業界の取組
このような課題を受けて、コンタクトレンズ業界では健康被害を防止するための啓発活動を強化しています。2017年に制定された「コンタクトレンズの日」では、業界の健全な発展や消費者への正しい使用法の普及が強調されています。また、厚生労働省から示されたガイドラインでは、販売業者が患者に適切な情報を伝えることが求められており、患者に眼科受診を勧めることが重要とされています。
今後の展望
今後も日本コンタクトレンズ協会は、消費者の適正使用の認知を深めるため、様々な啓発活動を展開していく予定です。特に、インターネット通販の利用が増加する現代において、消費者に対する教育や情報提供の重要性が一層高まっています。
まとめ
目の健康を守るために、正しいコンタクトレンズの使用を心掛け、定期的な眼科受診を忘れないようにしましょう。コンタクトレンズ業界も消費者と共により良い環境を築くための努力を続けていきます。
会社情報
- 会社名
-
一般社団法人日本コンタクトレンズ協会
- 住所
- 東京都文京区本郷3-15-9SWTビル8F
- 電話番号
-
03-5802-5361