JSAが標準化支援強化
2024-07-02 19:51:33

標準化戦略を支援!日本規格協会(JSA)が新たなコンサルティングとリサーチ機能を強化

日本規格協会(JSA)が標準化戦略支援を強化!



近年、標準化は、グローバルな市場創出や産業競争力の向上においてますます重要になっています。しかし、企業や団体にとって、標準化活動の具体的な進め方や、国際的な標準化・規制動向の把握は容易ではありません。

そこで、一般財団法人日本規格協会(JSA)は、2024年7月1日に組織変更を行い、「スタンダード・コンサルティングセンター」と「JSAグローバルリサーチセンター」を新たに設置しました。この新たな体制により、企業や団体からのオープン&クローズ戦略に関する相談や、標準や規制の動向調査などの要望に対応できる体制を整えました。

企業の標準化活動を支援する「スタンダード・コンサルティングセンター」



「スタンダード・コンサルティングセンター」では、企業や団体の状況に合わせて、様々な標準化戦略の提案を行います。従来、JSAは国からの事業委託を受けて、新市場創造型標準化制度によるJIS開発の支援を行ってきました。しかし、企業によってはJIS以外の規格を求める場合もあります。

例えば、JSA規格は最短で3ヶ月で制定公表が可能なため、迅速な対応が求められる企業にとって有効です。このように、それぞれの規格にはメリット・デメリットがあり、企業・団体の技術やビジネス環境に応じて適切な規格を選択することが重要になります。

「スタンダード・コンサルティングセンター」では、企業や団体が最適な標準化戦略を選択できるよう、専門的なアドバイスを提供します。

グローバルな標準化動向を把握する「JSAグローバルリサーチセンター」



「JSAグローバルリサーチセンター」では、SDGs、気候変動問題、カーボンニュートラルなど、社会課題の解決に貢献する国際標準化の動向を調査し、企業や団体に提供します。また、水素、アンモニア、人工知能(AI)などの個別技術に関する標準化活動も積極的に調査しています。

現代では、ビジネスを取り巻く状況が複雑化し、新たなルール設定が頻繁に行われています。企業や組織は、国際的な法規制や標準などのルール構築の状況を正確に把握し、時には自らルール形成をリードしていく必要があります。

「JSAグローバルリサーチセンター」は、国内外の関係機関とのネットワークを活用し、標準化に関する情報を収集・整理・分析することで、企業や団体のビジネス展開や戦略策定を支援します。

日本規格協会(JSA)グループについて



日本規格協会(JSA)グループは、1945年12月に設立された、一般財団法人日本規格協会を中核とするグループです。我が国の総合的標準化機関として、JIS、国際規格(ISO・IEC規格)、JSA規格の開発、JIS規格票の発行と販売、国際規格・海外規格の頒布、セミナー提供、マネジメントシステムの審査登録、認証、資格登録、品質管理検定(QC検定)など、多岐にわたる事業を展開しています。

JSAは、標準化に関する幅広い知識と経験を活かし、企業や団体の標準化活動を支援することで、日本の産業競争力の向上に貢献していきます。


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