うつ病からの再就職支援施設が東京都・市ヶ谷にオープン
2023年5月1日、東京都・市ヶ谷に新たにうつ病のための再就職支援施設がオープンしました。この施設は、株式会社リヴァが運営しており、すでに開所されている復職支援施設と連携を図りながら、うつ病の方が円滑に再就職できるように支援することを目的としています。
開設の背景
株式会社リヴァは、昨年6月にうつ病の方の復職支援に特化した施設を開設し、日々20名の利用者にサポートを提供しています。しかし、その利用者の半数はすでに離職しており、再就職の必要性が顕著であることが明らかになってきました。このような経緯から、再就職に特化した施設の開設が決定されたのです。
現状、うつ病からの再就職はさまざまな障壁が存在します。多くの場合、うつ病を公表せずに再就職を試みるものの、その結果として職場環境に適応できず、再発の危険性が高まります。また、障害手帳を取得し障害者枠での就職を試みるケースもありますが、採用条件や職種が自身に合致しないことも多く、実際には企業側も採用をためらう状況になっています。
そうした中で、リヴァはうつ病を再発させないようなトレーニングプログラムを提供し、就職後も長期間にわたって職場に定着できるよう支援を行います。
サービス内容
新たに開設された施設では、個人向けと企業向けのそれぞれに特化したプログラムを用意しています。
個人向けサービス
施設は週5日通所が可能で、再就職に向けたトレーニングプログラムを提供します。具体的には、面接のロールプレイング、履歴書や職務経歴書のグループレビュー、企業実習の斡旋、うつ病をオープンにできる求人の紹介などが含まれます。また、就職後も6か月間の職場定着支援を行い、利用者がスムーズに職場に適応できるよう支援します。
企業向けサービス
企業向けには、うつ病の再発を予防するためのトレーニングを受けた方を無料で紹介し、その後も6か月間の職場定着支援を行うプログラムを提供します。これによって、企業側も安心してうつ病の方を採用しやすくなり、働きやすい環境を整えることにもつながります。
まとめ
うつ病を抱える方々にとって、再就職は非常に挑戦的な課題です。しかし、リヴァの新しい施設は、そうした課題を解決するために設計されています。理解ある職場環境を提供するために、個人と企業が共に手を取り合い、うつ病からの回復を支援する新たな取組みが始まっています。詳しい情報は
リヴァの公式ウェブサイトをご覧ください。