塩こうじ粕と美容
2026-03-16 11:51:35

ハナマルキと東京電機大学、塩こうじ粕から美容成分を抽出成功!

塩こうじ粕からの美容成分抽出に成功



最近、ハナマルキ株式会社と東京電機大学の共同研究により、未利用資源「塩こうじ粕」から肌の保湿を高める成分が抽出されることが確認されました。この研究は、当社の主力商品「液体塩こうじ」の製造過程で生じる副産物である塩こうじ粕に新たな価値を与えるアップサイクルの一環として進められました。

研究の背景



ハナマルキは、長野県伊那市に本拠を置く味噌や醸造製品を扱うメーカーで、近年の美容業界における市場の変化を受け、塩こうじ粕の活用を模索しました。これまで、塩こうじ粕は有効な用途が確立されておらず、廃棄物として扱われてきた経緯があります。近年の研究では、脂質成分が皮膚のバリア機能を維持する重要な酵素「Caspase-14」を誘導することが示されています。

この背景から、東京電機大学との産学連携が進められ、塩こうじ粕に含まれる成分がどのように皮膚の保湿に寄与するかを探る共同研究が実施されました。

研究成果の詳細



研究を通じて得た主な成果は以下の通りです。

1. 成分の特定: 塩こうじ粕から抽出された成分を分析した結果、保湿・修復効果を持つ遊離スフィンゴイド塩基類が確認されました。

2. 保湿誘導能の評価: ヒト表皮角化細胞(HaCaT細胞)を用いた実験で、抽出物を添加すると、「Caspase-14」の発現量が増加することが確認されました。これは、皮膚の保湿メカニズムを補完する重要な指標となります。

今後に向けての展望



今回の研究成果は、液体塩こうじの副産物に対する新たな利用法を示唆しています。この発見により、今後新しい商品の開発や事業展開が期待されます。ハナマルキは、サステナブルな社会の実現に向けて、健康や美容に貢献する活動を積極的に推進する方針です。

用語解説



  • - Caspase-14: 水分を保持する天然保湿因子の産生を担う酵素で、肌の保湿能力をサポートします。
  • - 遊離スフィンゴイド塩基類: セラミドの構成成分で、皮膚の保湿に関与する酵素の働きを活性化します。
  • - アップサイクル: 廃棄物に新たな価値を与える取り組みで、環境への配慮がなされています。

学会発表



この研究成果は、2026年3月12日に同志社大学で開催される日本農芸化学会の大会で発表される予定です。発表タイトルは「発酵粕からの遊離スフィンゴイド塩基類の抽出および皮膚保湿に関与するCaspase-14の発現誘導」です。これにより、さらなる研究の発展が期待されています。


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会社情報

会社名
ハナマルキ株式会社
住所
長野県伊那市西箕輪2701
電話番号

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