南阿蘇の魅力を映した映像が栄誉に輝く
南阿蘇村温泉旅館組合が制作した動画「わく、みなみあそ issue2」が、2025年に開催される第7回日本国際観光映像祭(JWTFF 2025)で部門別最優秀賞と最高賞のジャパングランプリに選ばれました。この素晴らしい成果は、南阿蘇の美しい風景と温泉の魅力を伝える作品です。
第7回日本国際観光映像祭とは?
日本国際観光映像祭は、観光地の魅力を映像を通して発信することを目的とした国際的なイベントで、世界中から作品が集まります。2025年の映像祭では、国内部門に138作品、国際部門に1,132作品がノミネートされ、厳正な審査を経て各賞が決まりました。
受賞作品「わく、みなみあそ issue2」
この映像作品は、南阿蘇の温泉とその周辺の魅力をじっくりと捉えています。監督は熊本県小国町出身の穴見春樹さん。映像には、丁寧な取材を経て表現された温泉地の日常の風景や、地域の人々の温かさが映し出されています。
「わく、みなみあそ issue2」は、2024年4月にリリース予定のコンテンツであり、震災からの復活を果たした南阿蘇の温泉郷としての側面も含む重要な作品です。
審査員からの評価
映像祭の日本部門審査委員長である福島真希氏は、「久々に匂いや温度を感じる映像に出会えた」と語り、この作品の持つシズル感を絶賛しました。また、JWTFFの総合ディレクター、木川剛志氏も「日常的な風景が、忙しい日々に非日常的に映る」と述べ、映像が持つ深いメッセージを評価しました。
映像が伝える南阿蘇の魅力
映像に込められたメッセージは、南阿蘇の豊かな自然や文化、そして温泉の空気感を大切にすることの重要性です。この作品を通して、観光の醍醐味が非日常感であることを再認識させられます。映像を見ることで、視聴者は心も身体も温まるような感覚を味わうことができ、南阿蘇の再生のストーリーにも触れることができます。
南阿蘇とその未来
「わく、みなみあそ」プロジェクトは、2019年からスタートし、地域のクリエイターが協力して進められています。南阿蘇を再発見し、地元の良さを表現するための冊子や映像を手掛けており、地域振興に大きく寄与しています。
この受賞をきっかけに、さらに多くの人々に南阿蘇の魅力が伝わることを期待します。次のお休みには、「ただいま」と南阿蘇に帰る準備をしてみてはいかがでしょうか。温かい人々と共に、心温まるひとときを過ごせることでしょう。