タイムアウト東京、新体制でインバウンド市場をリードする
タイムアウト東京が新たな編集体制を構築しました。これにより、インバウンド市場の活性化を目指し、特に2025年にアジア初上陸を果たす「タイムアウトマーケット大阪」を視野に入れています。編集長代行には、マーカス・ウェブが就任しました。彼はタイムアウトロンドンで長年グローバル・エディトリアル・ディレクターを務め、スロージャーナリズムを提唱する雑誌「Delayed Gratification」を創刊するなど、豊富な経歴を誇ります。
マーカスは、これまで数々のメディアに評価され、英国雑誌編集者協会からは「年間最優秀インディペンデント編集長賞」を4度も受賞しています。彼の加入は、タイムアウト東京のさらなる品質向上が期待される大きな一歩です。特に、観光地としての日本の魅力を発信することに対し、意欲を燃やしています。
副編集長には、イリ・サーリネンが就任しました。彼は観光庁の多言語事業に関わり、文化的バイアスを理解したコンテンツ制作に定評があります。また、デジタル・エディターにはケイラ・イマダが選ばれ、SNSを通じた情報発信でも多くのフォロワーを獲得してきました。
特に注目すべきは2025年3月21日、グラングリーン大阪南館にオープン予定の「タイムアウトマーケット大阪」です。これは、タイムアウトのフードホールとしてのグローバルネットワークの一環であり、大阪の食文化を世界へ発信する重要な拠点となります。
マーカス・ウェブは「タイムアウト東京での新たな役割を担い、日本におけるブランドの成長に貢献できることを嬉しく思います。地元のライターやクリエイターと共に、日本やその文化を国内外に広める支援を行います」とコメント。これにより、タイムアウト東京は、世界中の読者に向けて東京や日本の魅力を引き続き発信していく所存です。
イリ・サーリネンも「10年以上この出版物に関わってきた中で、新機会を与えられることにワクワクしています。マーカスと共に、読者に感動を与えるコンテンツを制作し、東京や日本の魅力を発見してもらえるよう努めていきます」と語っています。さらに、ケイラ・イマダは「私たちはただ街について書くだけではなく、実際にそこに住んで生活しています。最高のレストランやバー、素晴らしい場所を見つけるための情報提供に全力を尽くします」と述べています。
タイムアウト東京は、これらの新しい体制のもと、日本の文化やコンテンツを国際的に広めることを目指し、今後も多様な活動を展開していく予定です。特に、インバウンド観光の拡大が見込まれるため、日本の魅力を存分に発揮し、国内外の読者に愛される媒体となることでしょう。体系的に強化された編集陣が、次なるステージへと進むタイムアウト東京の動向に注目です。