アートでの地域活性化を目指す「ウェルカムカツシカ」プロジェクト
葛飾区の地域活性化を目的に「ウェルカムカツシカアートプロジェクト」が始動しました。このプロジェクトは、区内の有志によって構成された実行委員会が推進しています。2021年3月30日からクラウドファンディングサービス「READYFOR」により、目標金額10,000,000円の資金調達がスタートしました。
プロジェクトの主な目的は、葛飾区内の様々な場所にアート作品を展示し、地域を魅力的にするフォトスポットを創出することです。また、医療機関へのアートパネルの寄付を通じて、コロナ禍における新しいアートイベントの形を提案します。
このプロジェクトには2名のアーティストが参加しています。一人目はフランス出身のGeoffrey Bouillot(ジョフレ・ブヨ)。彼は2019年に柴又で開催された「柴又芸術世界」にゲストアーティストとして参加した経歴を持ち、モノクロを基調とした作品で知られています。彼の作品は、キュビズムとスタイルミニマリズムの要素を融合させたグレイスケールペインティングが特徴です。
二人目は、プロサッカー選手としても名を馳せるMasahito Noto(マサヒト・ノト)です。彼は現在葛飾区の南葛SCに所属しており、スポーツとアートの両面で多才な一面を持ちます。身体全体を活用する独特のペインティング手法で、彼ならではのアート作品を作り上げています。
集まった資金は、これら2人のアート作品を最大で11箇所に掲示し、地域の新たな観光スポットを形成するために使用されます。さらに、アートパネルは地域の医療機関にも寄付される予定です。掲示場所に関しては、建物の壁面など、現在調整中です。
また、江戸切子や和晒手ぬぐいなどの伝統工芸品とアートのコラボ商品も展開される予定で、クラウドファンディングのリターン品として寄付者に贈られます。これには地元サッカーチーム南葛SCの「2D翼くん 南葛アートパネル」や、アパレルブランド「CON±RAD」とのコラボレーションによるTシャツやパーカー、さらにアーティストがデザインしたBMZ社のサッカースパイク、飲食店とコラボした「ブルーベリーブラウニー」なども含まれ、注目のアイテムが盛りだくさんです。
このプロジェクトは、コロナ禍で打撃を受けた観光業や伝統産業をサポートしつつ、地域の魅力を国内外に発信することも目指しています。区民の力を結集し、ピンチをチャンスに変える取り組みとして、多くの人々の応援を求めています。
プロジェクトの概要
「ウェルカムカツシカ」プロジェクトは、地域の観光業や伝統産業がコロナ禍で厳しい状況にある中で、地域住民が共に支え合い、相互に助け合うことを目的にスタートしました。様々な専門分野のプロフェッショナルたちと連携し、アートプロジェクトを通じて葛飾区の魅力を引き出し、観光シーンの新たなモデルとなることを志しています。
応援のほどよろしくお願い申し上げます。
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